面白かった本
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面白かった本
- Date
- 2009-03-31 (火)
- Category
- 面白かった本
昨夜読み終えた本が大変面白かったので
ご紹介します
『13番目の物語』 上下巻
父の経営する古書店の隅にひっそりもぐりこんでいるような私に
イギリスの著名な女性作家「ヴァイダ・ウィンター」から手紙が来ました。
生涯の物語を語るので、伝記の書き手にと指名されたのです。
プライベートは全て謎に包まれ誰もその実像を知らないといわれている作家・・・
風変わりでミステリアスなその作家と、陰鬱な生涯の物語語られていくうちに、
あぶりだされていく謎、毀れた家族と異様な家族の歴史。
作家の悲劇の人生に取り込まれ覆われ尽くす私・・・
絡み合った複雑な謎を私は解明できるのでしょうか?
複雑ながら、読み終わるまでぐいっと捕まれ
読み進めずに居られない物語でした。
料亭「ちもと」の雛人形
“きものさんぽみち”のお仲間から
『雪柳、連翹、沈丁花。 鴨川沿いを歩けば 桜草、たんぽぽ・・・』
と春らしい優しい色目のメールが届きました。
京都は4月3日までまだまだ雛祭り真っ盛り!
お料理屋さんもおひなさんや春の彩りを取り入れて華やか。
四条大橋のたもと、東華彩館の横を下がった「ちもと」でも
4月3日まで御殿作りの雛人形が飾られ桃の節句にちなんだ雛御膳をいただけます。
賀茂川を挟み 四条大橋・南座の真向かいの「ちもと」
先週私たちも、10年ぶりにおひなさんを見にいきおいしいおひなさんのお料理もいただいてきました
紋の入った蒔絵の細密なお道具、精密な大正時代を再現した台所など見飽きない段飾りが見事です。
右横には、鍵のかかる御寝所もちゃんとあり、なかなか艶やかな空気が漂うらしいです。
白酒に桃の花びらひとつ
おひなさん、いえ、それ以上に名物になっているのが、お女将さんの雛まつりの解説!
(白酒・菱餅・貝 それぞれ女性と結婚に深い意味を持っています)
13歳といえば昔の女性はもう結婚適齢期をむかえますが、その人を対象の成人教育の意味合いが濃かったそうです。(しかし剥きむきのお話でした!あのスピード有る早口でなかったら聞けへんかったかも)
壬生狂言 最終日夜の部
壬生狂言の最終日 夜の部はディープなファン必見の番組が一杯!
ガンデンデンデン・ガンデンデンと鐘と太鼓の通奏に笛が乗りメロディを作る。
その単調さ、なんとものどやかな伴奏は夢見心地の導火線。
庶民のおおらかさも悲哀も英雄の活躍も皆この伴奏に包まれ演じられます。

壬生寺の境内と会場
この日の演目
「大江山」
ご存知大江山の酒呑童子が住吉明神に加護を受けた頼光一党に註せられる一幕。
鬼として描かれることもある童子ですが、ここでは女のように美しい面を着けて登場し
“だいだらぼっち”の如く、なりは大きいが子供子供した暴れん坊と言う一面を表わしているらしい。
首を取られたアウトサイダーの物悲しさも。
「大黒狩り」
大黒とは僧侶の妻のこと。
お寺の住職は妻帯禁止、この禁を破り僧衣を剥ぎ取られ子供をせなかに括り付けら追放され幕。
この悲劇の場面、僧が引かれて退場する際、背中の子供(人形)の首が飛んでしまい付け直しても飛ぶと言う・・・もうどないしよもないと、伴奏者も観客席も大笑いの幕切。
めったに見られないものを目撃してしまった。
「夜討ち曽我」
江戸時代の人はあだ討ち話が大変好きだったらしく歌舞伎狂言等に多く取り上げられている
曽我兄弟の話。
「湯立」
楽女が笹葉で釜の熱湯を激しく振り撒き、厄除開運、無病息災、五穀豊穣などを祈る神事です。
大釜で熱湯を沸かし、笹の葉で打ち、振りまきその湯を浴びて厄除けとします。
壬生狂言は無言劇ながら。湯を立てる際に不思議な掛け声を全員で唱え踊ります
『みょうねんの、みょうねんの』と繰り返し繰り返します
演じ手の肉声の聞ける貴重な(?)一番。
最後が
「棒振り」
祇園祭の彩傘鉾の中世の覆面の男性の棒振り、ご覧になったことおありですか。
同じ装束です、覆面に赤いしゃぐまの頭、緋色の衣装
舞台には壬生大念仏講の全メンバーが紋付袴姿でずらりと立並び、扇で囃しながら行われます。
ねじねじ飴の様な2・5mほどの棒の先端には五色の糸がつけてあります。
これを『♪チョーハ♪サッサイ♪』と全講員が囃したてる中、チアリーダーのバトンのように
両横・上下・頭上でと自在に超スピードの棒振りと跳躍、会場全体が盛り上がりました。
湯立と同じく厄払いになるという、厳粛な雰囲気の中にも晴れやかな高揚感一杯の棒振り
最終日最後の締めくくりクライマックスに感激。
4時間超えという長時間なのに、あっという間と思う一夜。
お奨め本
きものの雑誌で最近良く出来ているなというのが
今月号は収納特集。
“きものさんぽみち”ひとりできものをきられる会の会話でも痛感していますが
きものをどう仕舞うかが大きな課題となっているようです。
ベッド下の空間。引き出し上に包んで。
ある人などは、今着る組み合わせ一式のみ手元に置き
後は一々実家に送っています、などと言う涙ぐましい人も。
特集から、収納上手なヒントが見つかりそうですよ。
京都文化博物館「近世都の工芸」(、終了)は着物好きにも町衆の文化に関心深い人も
引き込まれる面白い展覧会でした。
出口には恒例の展示作品の絵葉書コーナー。
その横でこんな本を見つけました。
常々着物上級者は、羽織ですね!と確信しています・・・
羽織にもう一つ上級お洒落さんになっていただくには
「帯留」がキーワードでしょう。
日本の工芸技術の粋、おしゃれの極地にチャレンジしましょうよ
もう一つ、「またまたお茶屋さんに行きました」と言うページでもご紹介の
おおきに。―祇園に学ぶしなやか処世術
最後に、まったく自分の趣味のみ着物は出てきませんが・・・
先ごろ思わず一気読みしてしまった本、大お奨めのお話
またまたお茶屋さんへ 祇園お茶屋「きもの」遊び
2月のお茶屋さん行き、メンバー募集後2日で埋まってしまい、私も行きたかったという方続出。
そこで再び一席設けこの土曜日に行って来ました。
今回は舞妓さんデビュー3週間目と言うこの上なく初々しくおぼこい沙矢佳さん
前回と引き続いて孝比呂さんのお二人に、
祇園甲部現役最高齢92歳幸長おねぇさんのお接待を受けました。
沙矢佳ちゃんは先日アメリカまで出張しはったそうです。
1年目の舞妓さんの紅は、下唇のみに引くと言うのを実際に確かめました。


2年目になるとご覧のように上下に紅を差します・・・
又髷も一年目は割れしのぶの前後に絞りの手絡を掛けているのが特徴
井上流のお座敷舞に夢うつつ。
90歳のおねぇさんの達者な弾き語りの伴奏は驚き。
艶やかな桃の節句色のお座敷でした。
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吉うたさんは、祇園小唄が作詞された現場でも有ります。
幸長さんは92歳、さぞ文学史上有名な作家達にも会ってはるやろなと聞いてみました。
すこし方向を変えて『昔は小唄やら端唄やら浄瑠璃やらを演じる
粋な旦那さんたちが一杯でお三味線の伴奏が忙しかったどす』との答え。
亡くなったおじいちゃんとの会話が懐かしくなったわぁ・・
美三子おかぁさんの祇園お茶屋さん講座はとても面白い。
昔の舞妓ちゃんはほんまに幼くて、お座敷でこっくりこっくり
しまいにお客さんにおんぶしてもらって置屋さんまで帰ったそう・・
昔は小学校を上ったら仕込さん(舞妓デビューまでの見習い期間)をしながら
中学校に通い、15歳でデビューした「富晴」さん
(おかぁさんの舞妓さん時の名前)の逸話や
深祇園のいろいろ、祇園のおかぁさんならではの京の見所
等満載の著書を今度扶桑社から出さはりました!


この宵にサイン入りの著書を頂いて帰りました。
京都の祇園お茶屋さんにご興味のあるあなたにお奨めです。