京都のおいしいもの
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鳳舞 閉店
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- 2009-06-07 (日)
- Category
- 京都のおいしいもの
今日、身内の法事がありました。
お供養の食事は、故人がご贔屓だった「鳳舞」が恒例。
ところでこの鳳舞、この夏8月30日に閉店と友人から聞いて驚いています。
43年間も営業されていて家族での食事に多くのひとが愛用していたお店です。
1階は予約無しで入れますが、人気がありしばしば並びました。
(大体京都の人は並ぶのが苦手。だいたい行列を見たら即引き返し
違うお店に向かいます。)
並んでも待った甲斐が有ると定評があったように思います。
家での食事にテイクアウトも出来てほんまに良く使われていますのにね。
2階の広間が三つ。
畳の部屋が広くて、子供達は、おなかが膨れるとすぐに運動会が始まるのがいつもの事でした。
この池にやんちゃな甥っ子が何回も落ちています。
今日、みんなで思い出して大笑いでした。(^_^;
その甥っ子も今は2つのかわいい女の子のお父さん。
止めるのもったいないと言うと、そういうお客さんもがいですよ、とお店のおばさん方。
閉店を止めるようにオーナーにお客さんがプレッシャー掛けて欲しいぐらいといってました・・・
新茶 お茶摘
今年も宇治の小山園さんから新茶の茶摘体験と工場見学のご招待が届きました
この畑の新芽は、1年に一度だけ摘まれます、
後は叉来年に向けて養生の月日。二番茶や三番茶はありえない最高級の茶畑。
なんと贅沢なお茶の生葉でしょう。
玉露・抹茶と日本茶好きメンバーがいっぱいの“きものさんぽみち”としては
お待ちかねの季節のビッグイヴェント。
文字とおりの皐月晴れ、あかねたすきに姉さんかぶりの手ぬぐい!
唄のままのいでたち・・・ながら覚束ない手つきで一枚二枚
爽やかな緑色の柔らかーい葉を摘みました。
この葉っぱ達が工場で蒸され・乾燥され、茎や葉脈を除き葉肉のみにした後
石臼でミクロン単位に挽かれるとお抹茶の出来上がり
蒸した葉を手もみしながら乾燥させると玉露になります・・・
ここ宇治小倉の茶畑の新芽は、昔のままに「よしづ」に藁を満遍なく撒き
直射日光をさえぎった中で育てた、まるで深層のお姫さまのような最高に柔らかな新芽になるのです。
こんな風に柔かい影に包まれたよしずの中です・・・
工場を一巡見学した後は、美味しい時間。
新茶のお抹茶を戴き放題でした・・・
櫻のごま豆腐
4月3日旧暦のお雛さんのお祭に先駆け
『“きものさんぽみち”ひな祭り』と銘打って着物遊びの一日を催しました
着付けのお稽古もそこそこに、みんなで食膳の用意です。
着物で立ち働くには襷(たすき)、前掛け、割烹着 が必需品。
これは『ちょっと大判の風呂敷の一辺に紐をつけたアイデア賞ものの前掛け』
今日の献立は、ちらし寿司・白味噌仕立てのお吸い物
(編み笠の形のご馳走生麩 ピンク色の生地に櫻の焼印、中にぎんなん・きくらげゆりね)
菜の花の胡麻和え、身しじみのたいたん・・・
皆さんに好評だったのが、櫻(櫻茶に使う桜の塩漬けを「けだし」したもの)をかざったごま豆腐でした。
レシピのリクエストがあったので書き上げて見ます。
*吉野葛 100g(水大さじ2程度で溶いておく)
*練りごま 100~150g
*水 800cc(多いほど柔かいごま豆腐になります)
*塩少々
*塩漬の桜の花10~15こ
◎葛を水溶きしておく
◎練りごまを少しずつ加えゆっくり泡立てないように良く溶かす
◎水も何度かに分けて加えよく混ぜる
◎目の細かい網で漉す(これが大事!肌理の細かい美味しいごま豆腐のコツ)
◎鍋に入れ、木ヘラで混ぜながら中火で煮ていく
◎少し固まってきたら弱火にして20分ほど良く煉る
◎固める容器を水で濡らし、塩出しした桜の花を並べておく
◎煮上がったごま豆腐を花の上に入れる
◎固まる前にラップをピッタリ被せる(そのままだと膜ができその部分が硬くなります)
◎常温までさまし切り分け、木の芽や菜の花を添えます
◎山葵醤油を調合して添える
ごま豆腐の他の献立は、ごもく寿司・ご馳走さくら色編み笠煮物麩の白味噌お吸い物・菜の花煮びたし
・しじみ煮物・・・など
もちろん「ひちぎり」のお菓子にお抹茶も用意しました
火鉢でかきもち
冬には火鉢が活躍します。
古いおんぼろ木造家屋の良いとこは、風通しの良いこと、
(単に隙間風が入るというだけのことですが・・・)
CO中毒になりにくい
晩が「しん」としてくると、かきもちを焼きたくなります。
炭の隙間を一寸広げて今夜も焼きましょう。
はるばる遠くから贈って頂いたかきもち
こんがり・香ばしいおしょうゆの香が居間いっぱいに
あーほっこりーー
丑歳の小豆粥
“きものさんぽみち”では、女正月といわれる小正月に
小豆粥を戴く会を恒例にしています
今年もおいしーい小豆粥のお祝膳をみんなで囲みました。
小豆粥やご馳走・蛤型のご馳走麩(麩嘉に特注)の入ったしろ味噌のお吸い物など
もう一回お正月が来たようなお献立。
お腹がいっぱいになったら、花びら餅でお抹茶を点てましょう・・・
その後はお遊びの時間です。
投扇興も“きものさんぽみち”の定番。
最初はおしとやかに、だんだんと本性(?)発揮の大騒ぎも何時も通りの楽しい時間
最後に百人一首の箱を出しました。
みんな一瞬引いた感ありでしたが、「ボーズめくり」をと言うことでほっ
蝉丸ルールで、もう一回大騒ぎ!
着物でお正月遊びの一日でした。
小正月 小豆粥
今日は小正月いよいよ松の内も終わりです。
門松や輪飾り玉飾りなど取り払って柳丸橋も使い終わります・・・
小正月のお祝い食は、小豆粥
朝から小豆を茹で、茹で汁のきれいな内にボールにとりわけ
お湯を足しながら柔かく九分どうりになったところで
御米をかし、茹で汁と小豆(玉じゃくしに2~3杯)、塩少々
でお粥を炊き始めます。
沸騰したら火を弱め中火または弱火で水分がそこそこ無くなるまで炊き続けます
普段のお粥より多い目の水分がポイント。
仕上がる一寸前に丸餅をいれ柔らかくなったら蒸らして出来上がり。
『さぁ お祝いやす』
黒豆のお風呂
おせち料理、今年は久しぶりに黒豆を炊きました
アクもしっかり取ったので、これからじっくり弱火で煮込みます
可愛らしい豚さんが黒豆のお風呂に入ってます。
『アーええ気持ち、黒豆やし黒ぶたになるのかしら』とは言っておりません(笑)
(落し蓋もいろいろ有って楽しいですね)
ぶたさんのお風呂の成果で黒々艶々ぴかぴかの甘すぎないのが炊きあがりました!
明日は棒だらとエビ芋を炊こぉ・・・・
栗きんとん
秋といえば、いがいがもかわいらしぃ栗。
栗を使ったお菓子も山ほどあり嬉しい楽しい季節
ご近所の二条駿河屋さん
こだわりのお菓子職人魂のご主人さんが丁寧に作られる主菓子(お茶席の主役のお饅頭)
はどれも派手派手しさはないけれどやさしいお味でとっても好きです
お客様の有るときは、「何時に」と時間指定で注文します
作りたての一番美味しい京生菓子の美味しさ一度は味わっていただきたい。
有る年の事、栗きんとんを作ってもらいました。
うん?ちょっと色が濃い目やなとチラッと思いながら味は大体例年通りなので
その日は済みました・・・
1週間後、くだんのご主人さんが尋ねてこられ
『この前はえらいことすんませんでした。実はあの栗は燻蒸してありまして
今日お持ちした栗きんとんこそ本来のお味です』 と仰る。
仰天して早速頂いたのですが、やっぱりこちらのほうが極上の極上の栗きんとんでした
微妙なコンマ以下の味にもこだわるお菓子やさんがまだまだ京都にいはると
嬉しくなった次第。

二条駿河屋:中京区二条通り新町西
ぼちぼち袷せ着物も気持ちよく着られる季節
わざわざお茶会に出かけなくても、家のお膳でポットからお湯を注ぎ
お抹茶を一服点てましょ。
栗きんとんのほのかな上品な味と舌の上に極楽が現れた心地。
これも栗のお饅頭
新茶のお茶摘み
夏も近づく八十八夜♪ 新茶の季節になりました。
“きものさんぽみち”のメンバーが在籍の丸久小山園さんの「お茶摘みとお茶工場見学会」に行ってきました。
勿論あかねたすきを掛けた着物姿で!

小山園の社長さん。小さい時からジャンクフードを一切摂らず味覚を先鋭にされ、お茶のブレンダーに命をかけておられるというお話を聞きました。求道者のようですね!
丸久小山園のお茶摘み見学会は1年に1度だけのレアな企画。(工場見学は通年でしておられます)
超極上の茶葉だけを育てている覆い下茶園はよしずを通したほんのり柔らかな光に包まれていました。ここで作業されていたお茶摘さんに教えて貰い乍、実際に柔かい優しい緑の葉っぱを摘みました
一度摘まれたお茶の木は5・60cm低く刈り込まれ、又1年間土からの滋養を吸いながら
なんと、来年の新茶の時期までゆっくり休むのです。
摘まれた茶葉が蒸され乾燥され40gの抹茶になる為石臼で24時間かけてゆっくりゆっくり惹かれる工程を目の前に見、精妙でとことん手を掛け作られた抹茶の心の奥まで沁み込むそのおいしさの秘密を実感しました。
一服のお茶を最後に戴き今までより一層のおいしさを全身で味わって帰路に。うーん美味しかった!
生麩の桜餅
美味しいお饅を見つけました。

麩嘉さんの さくら麩まんじゅう
ほんのりピンク、さくら色の道明寺生麩の生地に
漉し餡が主で、柚子白味噌餡も程良く忍ばしてあります。
桜の葉っぱで包まれて桜の風味が上品に効いています。
するするした口当たりと、道明寺のぷつぷつの口当たり
中からおいしい餡がたっぷり 春の味ですね
季節限定、大体桜の咲いている間作らはるようです。(一つ220円)
料亭「ちもと」の雛人形
“きものさんぽみち”のお仲間から
『雪柳、連翹、沈丁花。 鴨川沿いを歩けば 桜草、たんぽぽ・・・』
と春らしい優しい色目のメールが届きました。
京都は4月3日までまだまだ雛祭り真っ盛り!
お料理屋さんもおひなさんや春の彩りを取り入れて華やか。
四条大橋のたもと、東華彩館の横を下がった「ちもと」でも
4月3日まで御殿作りの雛人形が飾られ桃の節句にちなんだ雛御膳をいただけます。
賀茂川を挟み 四条大橋・南座の真向かいの「ちもと」
先週私たちも、10年ぶりにおひなさんを見にいきおいしいおひなさんのお料理もいただいてきました
紋の入った蒔絵の細密なお道具、精密な大正時代を再現した台所など見飽きない段飾りが見事です。
右横には、鍵のかかる御寝所もちゃんとあり、なかなか艶やかな空気が漂うらしいです。
白酒に桃の花びらひとつ
おひなさん、いえ、それ以上に名物になっているのが、お女将さんの雛まつりの解説!
(白酒・菱餅・貝 それぞれ女性と結婚に深い意味を持っています)
13歳といえば昔の女性はもう結婚適齢期をむかえますが、その人を対象の成人教育の意味合いが濃かったそうです。(しかし剥きむきのお話でした!あのスピード有る早口でなかったら聞けへんかったかも)
小豆粥
1月15日は小豆粥をいただく日です。
“きものさんぽみち”では、メンバーのみんなと小正月のお祝膳を囲みました
小豆粥 (お餅入り) お膾(なます)干柿入り お福茶
小豆は赤。
赤は生命エネルギーが強いことを表わします。
霊力を秘めた赤い色の食品・小豆を小正月の締めくくり行事として
お粥に仕立てていただきます
(赤米の替わりにあずきを用いたという説もあります)
お餅、お福茶と柿なます(お皿に二山に盛る)も欠かせないお祝い事のお膳。
七草粥
せり・なずな・おぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ これぞ七草
♪とんととん唐土のとりが渡らぬ先に 七草なずな七草なずな♪
塩味が効き、御餅もとろりと柔かく お腹にほんやさしいお味です
1月7日 葉七草を戴く日 割烹着で前掛けをして七草を刻みます
決まりごとの献立が月毎にあり、 節目節目が体のリズムに添い心地よいものです。
さぁ おあがりやす
かま風呂
八瀬には、八瀬童子と呼ばれる一団の人たちが在り、輿を担ぐ役を独占していました。
八瀬・修学院あたりは、修学院離宮の景観を守る為周囲の田畑は宮内庁に借り上げられていたり
いろんな宮内庁の御用を担うなど昔から天皇家とのつながりが深い土地柄です。
壬申の乱の昔、大海人皇子(後の天武天皇)が矢傷を負って八瀬の里に逃げ隠れられた時、
村人たちが土のむろを造り、傷を温め治療したとの伝説があります。
このかま風呂がいまでも二つほど伝わっていて現在も使われています。
今日のきもの散策は、そのうちの一つ
「山ばな平八茶屋」の「かま風呂」を見に行ってきました。
高貴な由来にふさわしくかま風呂の上部にはしめ縄が。
中は、ござがひかれバスタオルをひき、ゆっくり横になります。
しっとりした蒸気が充満し、じんわりと汗が出てきます・・・
サウナのような刺激ではない柔かい蒸気が本当に気持ちを揺るげて呉れます。
お店の人が、ちょっとした風邪や肩こりなど、一遍に治るくらい良いもんですよと自慢げでした。
もう一つの目的は、このお店自慢の「麦飯とろろ」
麦ご飯にとろろをかけていただくものです。噛み応えの楽しい麦ご飯ととろろが絶妙!
私の好きな壬生狂言に、『山端とろろ』という演目があります。
町中に住まいする長者が、お伴を連れて花見のために当家を訪れて1泊、
その夜ぬすっとが押し入り、下男がとろろのすりこ木で渡り合ううち、
とろろの鉢がひっくり返り、強盗は足を滑らせて捕まってしまうという壬生狂言らしい愉快なお話。
きもの散策で今度は壬生狂言もみにいこぉ・・・
京都 洗練の精進料理屋さん
- Date
- 2007-09-23 (日)
- Category
- 京都のおいしいもの
精進料理は、仏教思想から来た肉食禁止の為の代替えのお料理として
古来から工夫されてきたものです。
特に京都には寺院が多くあり生臭ものを廃し、菜食のみで工夫を凝らした精進料理が
大変発達しました。
一般の人々には、お寺で頂く機会はなかなかありませんが
禅宗寺院周辺には精進専門のお料理やさんが何軒かあります。
知人の進めで、その中の「大徳寺一久」 に秋の法事の下見を兼ね行って見ました。
大徳寺門前に有る一久、玄関は鄙びた佇まいながら
一旦中へ案内されると奥深さが驚きです。

広いお庭に面し、幾つもお茶室がありここでお食事をいただけるようになっています。
大徳寺ではお茶関係の行事も多く、対応できるというお話です

梅雨の晴れ間、緑が奥深い庭を眺めながらの精進料理は
丁寧に作ってあり、一口ごとに滋味豊かなやさしいお味が広がります。
最後のお抹茶と和菓子、最後のお口直しの大徳寺納豆まで
目から、下から心までほっこりしました。
お豆腐の白和え・ごぼうの湯葉まき・生麩をふんだんにあしらった煮物
その他も皆々美味しく堪能。
法事はここで決まりです。
さて大徳寺納豆、ご存知でしょうか。
(きものさんぽみち便り No.142に掲載の記事)
嵌ってやめられない後を引くお味・・・
今日のお料理の、ゆりねのきんとん風の煮物の中にも忍ばせてありました。
洋菓子屋さんもクッキーやケーキに取り入れて
風味のあるお菓子が売り出されています・・・
京都のお菓子文化の中に欠かせない大徳寺納豆、一度ご賞味あれ。
お月見団子
9月は、月見月。
詩や絵に多く取り上げられ、物想いを誘います
収穫の時期でもあり、収穫感謝の意味も籠められた行事でもあります。
名月にさきがけ月より団子と錦・畑野老舗で求めてきました。
今年の中秋は、9月25日(満月は27日)
物干しから見た去年のおつきさん
お月見団子を三宝に乗せ、ススキ萩を活け
サラッとした単衣に着替え月を愛でる宵を過ごしましょうよ。
ずいき 葛ひき2
- Date
- 2007-09-09 (日)
- Category
- 京都のおいしいもの

出来上がった「ずいき葛引き」
熱々に、すりおろしの土生姜をたっぷり乗せると、いっそう美味しい。
次の日の冷蔵庫でよく冷やしたのも美味。
夏疲れの体の隅っこまで沁み込み“ほっこり”。
塩、薄口醤油はお好みですが
かつおの効いた一番出汁を活かし薄目が宜しいです。
余談ですが、この器は象彦さんの大振りのお椀。
(直径14cm深さ7cm・緑と朱の二色)
具沢山のおつゆ系に大活躍しています。
いろいろの葛引きのおつゆ、お味噌汁、冬の粕汁
思い浮かべるとまた ふふふ・・・
ずいき 葛ひき
- Date
- 2007-09-04 (火)
- Category
- 京都のおいしいもの
京野菜はなんでも大好きですが特に「ずいき」!
うーん言うだけでお腹が身震いするぐらい好き。
今日賀茂のおばさんが、何時ものように
『おねぇさーん』と呼ばわって持ってきてくりゃはりました!
さっそく皮をむき、一滴のお酢を入れた水でアク抜き。
たっぷりのお湯でさーっと茹でザルに取ります。
ほんのり赤いゆで汁になります。
ずいき自身もお酢でほんのりほろ酔いのうす赤い色に。
水切りしたずいきを、カツオののよぉく効いた美味しい濃厚な一番出汁で炊きます。
味付けはおすましより濃い目に。(塩・薄口醤油少々)
仕上げは、吉野葛。しっかりとろみを付けます。
熱々をふうふうしながらも、冷蔵庫で寝かせた次の日のつめたいものもどっちもグーですよ。
写真のずいきの根っこ部分は里芋、ずいきはサトイモの葉っぱです。
旬 山菜の春
“きものさんぽみち”の遠隔メンバーから
貴重で珍しい山菜を多種類いただきました。
町中に居ながらにして山里の恵みを頂くなど至福とはこのような事です。
軟弱な町中もんの為に、わらび・山蕗などちゃんとあく抜き・茹で済みにして下さっています
もう感謝感謝!!
春の山菜シーズンに何度も送って頂きますが、今日は特に珍しい物を戴きました。
熊笹の竹の子!
熊笹も竹の仲間、そら竹の子で増えるのです、納得
高さ:10cmほどの可愛いすらりっと細見スタイル、
青い香が強く、パンダの気分で茹でて美味しい木の芽味噌で。
山菜の中で特に香の高さで女王とも言える山独活(うど)
これは皮をむき、薄切りで1滴酢水であく抜き後、辛子を効かせた酢味噌で。
ピリッと爽やかな辛味が心身爽快「花わさび」
おなじみ「こごみ」
こしあぶら
山芹
天ぷらといえば「たらの芽」
ゆきのした
藤の花も入っています、これは「天ぷら」。
花を始めていただきました。花のほのかな甘い香そのものを戴きます、不思議なお味。
苦味は、冬篭りの身体に渇を入れてくれる大事な味
しゃりっといたします。
さいごは大おまけ、「天狗の鼻」
この山菜は皆米子地方、大山の麓出身です
この地の山菜の王様のような達人の千里眼的収穫技で山里から京都に来てくれるのです。
この地方では、天狗の鼻を子供達が鼻の先にくっつけて遊ぶそうです。
天ぷら・白味噌和え・煮びたし・白和え・胡麻味噌だれで
お揚げと一緒に、美味しい濃いかつお昆布出汁でさっと炊いて
春のほろにが堪能の夕食です
ほんまに、ご馳走様でした。
筍 白子
筍はもう素材の力のみがお料理の出来を左右します
その見分け方。
母が筍を買う時、『白子でないと』といいながら選んでいました
京都で買う筍は向日町の産。
どれも大概美味しい筍ですが、とくに色白さんは柔かくお刺身にしてもいけます。
それだけにg単位の値段も倍ぐらいします。

左が普通品、右は白子
画像よりもう少し黄色みを増やしてイメージして下さい。
昨日のエントリーの画像のほうが正しい色合いです。
今度八百屋さんに行ったら色白さんを選んでください。
筍 まさに春の旬
知人から向日市の「筍」が届きました。
見るからに柔らかな初心毛に包まれた薄茶の皮に包まれています
そこの部分もこのままかじれそうな白い色
地元の農家の人が、「今日最高のが掘れた」と声がかかったその日に発送してくれます。
旬のその又真の旬の日の筍です!
早速お米のとぎ汁でゆがき、筍ご飯・木の芽和え(白味噌は山利さんので練り焚き)・若竹のお吸い物・戴いた山菜わらびと炊き合わせ・・・
姫皮も大事に和え物やお吸い物に入れます。
列挙しているだけで唾が沸いてきました!
お豆腐やさんのお豆腐シフォンケーキ
- Date
- 2006-09-16 (土)
- Category
- 京都のおいしいもの
京都の町には5分歩くごとにお豆腐屋さんがあるような気がする程
たくさんのお豆腐店があります。
どのお店も、特に名が知られている訳ではないけれど
とっても美味しいお豆腐を商っています。
うちから歩いて5分のご近所のお豆腐屋さん、
夏の間中2・3日置きに「絹ごし」を買いに行ってました。
おかげさんで夏ばて知らずはお豆腐のお蔭かも・・・
この松原豆腐店の「姉や小路豆腐」は木綿豆腐。
秋口からは、湯豆腐がまた美味しくなります!
この木綿豆腐を練りこんだ「お豆腐シフォン」が最近売り出されました。
ここの娘さんが焼いています。
自慢の娘さんが作ったはって
お父さんとお母さんが揃って『美味しいですよっ』とお薦め。
お豆腐のキメの細かさがそのまま反映したしっとりして
甘さも抑えてあり、あっさりとしかも滋味のあるとても美味しいシフォンケーキでした。
前口上はほんまでした。
10cmの1ホール:420円
(お豆腐の入っている白い四角のケースに入れてくれます、これが叉愉快)
17cm1ホール:1,400円
(ホールで買うのは前日までに要予約)
この秋から、緑茶豆乳シフォンケーキも新発売。
こちらも試みねば!
松原豆腐店 お昼過ぎから販売
中京区姉小路(あねやこうじ)西洞院西入る
初秋 初雁
- Date
- 2006-09-15 (金)
- Category
- 京都のおいしいもの
「雁」が北から渡ってくると秋。
9月になると、和菓子にも「初雁」が登場します。
わらび粉に黒糖が練りこんであり、ゆりねをほんのり甘く煮て
潰れんようにやさしくやさしく混ぜてあります。
甘みは極限まで抑えてあります。
他に何も加えずシンプルそのもの!
やわやわの優しいお味。これからの秋の気持ちの良い柔かくかぐわしい季節の空気を
形にしたら、こんなのかなと言うお菓子です
お気に入りの渋ーい紬のお単衣を着て
美味しいお煎茶かあっさり目のお抹茶で戴くと
何より心地よい空間にほっこりほぐれます。
堺町丸太町下がる
松屋常盤さんの「初雁」
松屋常盤さんは、「味噌松風」が有名。
こちらも私の小さいときから変わらないお味。
白味噌の香ばしい焼き目にケシの実が散らしてあります
値段もお安くてお使いもんにすると上げるほうも
貰う方も気兼ね無しの一品。
夏限定の和菓子 はまづと
- Date
- 2006-08-03 (木)
- Category
- 京都のおいしいもの
ハマグリと思われました?
いえいえこれは「浜土産」はまづとと読みます
涼しげな色、貝合せのように趣き深い和生菓子。
琥珀寒の黄色と、大人の味浜納豆(醗酵した大豆・納豆)のこげ茶色がおしゃれ。
口の中に入れると、ぷるんほろりと 崩れ具合も上品
透明なお菓子は夏にぴったり(夏季だけ作られています)
今日お使いもんにするため亀屋克則さんにに行きました。(堺町三条上る)
せっかく美味しいお饅屋さんにいったら自分用も買わずには居られません
葛焼きと水牡丹を確保
水出しの美味しいお煎茶と絶妙の取り合わせ!
今日はちょっと辛抱し切れへん事があったけど、いっぺんに気分良くなりました。
透明と言えば「したたり」(亀廣永 高倉蛸薬師上る)
祇園祭菊水鉾のお茶席のお菓子として有名。
通年のお菓子ですが夏に戴くとよく合うように思います
亀廣永さんに行ったときも夏きものでした
たまたま仕立てあがったポーラを着ていましたが
透けた夏きものが涼しげと、たいそう褒めていただいて、しばしきもの問答・・・
このお店のご主人さんと息子さんは、菊水鉾のお供に毎年ご奉仕されているそう。
麻の裃袴の正装はなかなか重労働。
7月17日の大雨の巡行では傘も役に立たないほどの降り。
裃・着物・袴はもちろん足袋、草履も水を吸ってとにかく重たかった。
後始末がえらいことでしたとお話されてました。
1ヶ月に渡る「祇園祭」は何千人の下から支える人たちの力があるのか
考えると気の遠ぉくなる心地。
それでこそあの文化の奥行きと魅力に繋がるのなやなぁ
叉一段と納得したお菓子屋さんでの談義のひと時でした。
祇園祭 今宵限りの「行者餅」
- Date
- 2006-07-15 (土)
- Category
- 京都のおいしいもの
祇園祭宵山の7月16日 1年の内、この日だけ作り売り出される、究極の限定版和菓子
室町三条上る「役行者山」では16日宵山の日、大勢の聖護院の山伏さんたちが
ご神体の社殿に参詣、護摩焚きをして祭の無事を祈る神事が行われます。
この役行者にちなんだお菓子として毎年「行者餅」が奉納されます。
柏屋さんの祖先が、大峰山で修行をしていた時、夢に「役(えん)行者」があらわれ、
行者の衣に象(かたど)った菓子をつくり役行者山にお供えし
また折りしも大疫病に苦しんでいた人々にも配ったところ
皆疫病から逃れる事が出来たという言い伝えの残るお菓子
クレープのような皮の中には、求肥と山椒の味噌餡が入っています。
食べないとお祭りが来ないように摺りこまれた小さいときからの懐かしい祇園祭のお味。
7月には入ると忘れないように注文して戴いています。
7月16日この日限りのおいしい夏の味
東山安井「柏屋光貞」製
くず焼き
- Date
- 2006-06-21 (水)
- Category
- 京都のおいしいもの
お客様にと、二条駿河屋さんに“くず焼き”を作ってもらいました。
『おいしいわぁ』と喜んでいただいた後は、私もお相伴。
1年ぶりの夏ならではのお菓子に、ほっぺたがゆるみます。
お客様のお土産には、同じく駿河屋さんの「竹の水羊羹」
これもきりりと冷やして熱い新茶と戴くと幸せいっぱいですね。
今年のお新茶は天候不順で収穫量が例年になく少なかったようですが
戴いた新茶も、いつも取り寄せるている水車村の完全無農薬のお新茶も
爽やか色・馥郁とした香りはもちろん、新茶らしくない(?)しっかりと深いお味が出て
大変な満足感を覚えます
皆様にも庭の紅葉の新芽を添えて、画像なりともおすそ分けを・・・
賀茂のおばさんのトマト
- Date
- 2006-06-16 (金)
- Category
- 京都のおいしいもの
6月に入り、今年も畑で完熟したあまーいトマトを
賀茂のおばさんが持って来てくれました!
『うちの畑は土がえぇから!』とっても甘いのです。
いっぺんこのトマト、よく冷やしてかぷっとを食べると、ちょっとやそっとのは食べられません!
毎週2回ほど、時節の野菜満載の賀茂のおばさんの軽4輪が家の前にやってきます。
賀茂のおばさんのトマトは地のトマトで完熟してから収穫
その日のうち若しくは次の日には軽4輪でうちに着きます。
甘くて新鮮で考えても口がしゅるじゅるとなります.
他のお野菜も地のもの週2の定期便「振り売り」といわれている京都上賀茂農家の昔商法
おばさんよりちょっとだけ年下なので(?)
いつも『おねぇさーん』と呼んでもらって家の前に籠を持って出ます・・・
これもおばさんの畑の「へぼ」って呼んだはったきゅうり
へぼ具合がリズミカル。(よぉ曲がってるでしょ)
ぱりぱりです
サラダ豆=茹でただけ、味付けしないままでも最高

賀茂のおばさんの衣装は、大原女や、白川女と似ているようですが微妙に違います。
京の女性の働き着は土地々々独特のスタイルを持っています
手ぬぐいまで賀茂の模様です。
三幅の前掛け(大原女や白川女などが着けている)でなく、
「たちあげ」という腰から下へ大幅にずらしてはく袴が独特。
相撲の呼び出しさんのたっつけ袴に似ています。
かがんでする畑仕事の体の動きに即してるのと思います
さぁ明日はおばさんの来はる日!
何を持ってきて来りゃはるかなぁ・・・
「望月」閉店
- Date
- 2006-04-20 (木)
- Category
- 京都のおいしいもの
今日おつかいに木屋町あたりへ出かけました。
いつもの望月さんへいつもの望月と鮎を買おうと寄って大ショック。
5月15日で閉店の張り紙が!
140年の歴史があったお店。
小さいときから食べる度、ずっと変わらない味でした。
お気に入りベストテンだったのです、がっかりです。
なんでも家主さんがビルに立替る為の立ち退き。ビルの建った後も入店しないとお店の人が。
ここにも京都の崩壊が。
このお味が消えてしまうかと思うと、もったいないわぁ
ファンも多いと思います。
外側の皮は、店内の厚い鉄板で熟練の手順で香りよく狐色に焼かれ
餡のこくが有りながらあっさりでお抹茶にもほうじ茶にもよく合います。
仕方が無い、5月15日までに何度か買いに行きましょう。
望月と鮎のほかのお気に入りは「味噌松風」そばぼうろふうでお味噌の香ばしい風味のしっかり付いた
焼き菓子。
あぁがっかり
ひっちぎり?
- Date
- 2006-03-15 (水)
- Category
- 京都のおいしいもの
おひなさんに定番のお菓子
『ひっちぎり』

「引千切」とも書きます。
平安時代からの宮中の行事に由来し、
祝儀に用いられた戴き(いただきもち)ともいわれ、 子供の成育を祝ったり、
雛の節句にも用いられています。
江戸時代後期、京や大阪では、女の子が誕生して
2年目の雛祭りに、この菓子を重箱に詰めて親類縁者に配る風習があったそうです。
それが今に伝わったもので、 餅を引きちぎって丸めてくぼみをつけ、その中に餡をのせた
ユニークなお菓子
わがやの御雛さんには
この ひっちぎり を 二条駿河屋 で誂えます
こなし(練りきり)の白・桃色の台
と蓬の台に粒餡の3色が色どりよく並びます
お抹茶の味も格別・・・お抹茶は二条の柳桜園
う雑炊
- Date
- 2006-03-12 (日)
- Category
- 京都のおいしいもの
今夕、七条通本町東入る 「わらじや」の、鰻雑炊を食べに行きました。
行きしな:MKタクシーを電話でチャーターして出発。
今日の衣装は、黒地に緑や芥子色の大きな松葉を散らした大島紬に黄色紬名古屋帯
それに、茶色主体の紅葉づくしの羽織を重ねました。
到着時『運賃着物割りですね』といってもらいました
京都ではきものを着ていると、三社のタクシー会社(MK・帝産・京聯)
が1割引きのサービスを展開中・・・
MKの車中には、下駄だけとかはっぴのみははだめですなど
絵入りのカードで説明されています。
(たとえばと質問、)
Q洋服に羽織を着てたら?
A:だめです!
でした・・・
わらじやの「う雑炊」
年季の入ったすばらしい浅い土鍋に、日本酒たっぷりの美味しいお出汁
焼き目のこんがり付いたぶつ切り鰻・焼きねぎ・板麩がくらくら煮立って
身体が一気にほかほか!!
次にそのお鍋に雑炊が炊かれてでます。
ご飯、鰻ぶつ切り(これは骨抜きでこんがり焼き目が)・三つ葉・お餅
玉子でとろりととじてあり、ご飯はさらりとしながら滋味一杯のお出汁を吸って栄養満点。
熱々のお味で寒さもどこかへ・・
(これは、真夏に戴くのも、乙なものですよ。暑気払い!)
鰻巻き卵や蒲焼もちょっとづつ頂き
下を見られへんほどお腹一杯!
八坂神社までタクシーで移動し
祇園さんの前から家までお腹ごなしに歩いて帰るつもりが
河原町三条付近でギブアップ。
タクシーに乗って帰りましたが
またまた京聯の車に行き会い
着物乗車:1割引きでした、 ラッキー!
「わらじや」だからわらじ!
なぜか“ひょうたん”がいっぱいありました。