歌舞伎・狂言・能等
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お稽古事の月謝 納め方
お稽古事には、カルチャセンター、また本格的な先生に付く。
叉内容も日本の古典芸能から欧米由来の趣味などなど数え切れないくらい有ります。
それにつき、月謝と言うものが発生します。
ところで、都合でお稽古をお休みすると言う事も当然有ると思いますが
そのとき皆さんは月謝をどうなさいますか?
『お休み月は、届けを出して月謝を納めない』
と考えて居られませんか・・・
本来お稽古事で「お師匠様に付く」と言えば
休む休まないに関わらず決まった月謝を必ず納めるのが
古来、先生(師匠)に対する当然の礼儀です。
京都でも、昔から習い事が盛んでした。
月謝を納めるというのは、趣味を極めるという事を目標にしますが
一面、先生なり師のサポーターになるという要素も重要なのです。
昔風に言えば、旦那衆が(男性だけでなく女性でも)ご贔屓の一つの表わし方でもあったのです。
梅の羽織・梅柄着物 季節感いっぱい
松竹座に行ったお仲間の衣装です。
2月にピッタリの梅満開の羽織と
梅の艶やかなひわ色の梅小紋友禅にツワブキ柄の友禅羽織!
ブログに載せるのに顔は法善寺の水掛お不動様にして欲しい等と
愉快なご依頼がありましたけれど・・・
そやけどそれはあんまり畏いですよね
なのでバックシャンにしました。
後ろのほうが模様が良く見えますしね・・・
松竹座の裏手には有名な法善寺・水掛不動さんが居はります
昼の部と夜の部は一旦外へ出る入れ替えなので
その時間にお参りしてきました。
歌舞伎見物は、着物姿がしっくりと良い雰囲気で極上のお楽しみです。
時々訪問着や漬け下げの方も見受けますが、これは変です。
映画見物にアフタヌーンドレスやカクテルドレスで行くようなもんですよ。
やはりぐーんとお洒落物でお出かけ下さい。
紬・大島・友禅小紋・お召しといろいろあります。
お芝居見物で衣装の楽しみ、こたえられませんっよ
花形歌舞伎 松竹座2月公演
歌舞伎の舞台での、カーテンコールとスタンディングオベーション
ってご存知ですか、満場総立など私は始めてでした!
2月25日まで公演中の歌舞伎界の若手ばかりの華やか若々しい花形歌舞伎でのことです。
2月に仁左衛門さんの大悪人が主人公の通し狂言、『 霊験亀山鉾』(れいげんかめやまほこ)
でも幕が引かれる前に仇討たれ、殺された主人公がくるりと起き上ってのカーテンコール
にもびっくりしたのですが、今回は大々興奮“観客総立ち”のカーテンコールが当然の舞台
でした
昼の部「毛抜」「鷺娘」「女殺油地獄」
油屋の店での凄惨な油まみれの殺しの場面
夜の部「吹雪峠」「実盛物語」「蜘蛛絲梓弦」
市川亀治郎さんの六役早変わり
どちらをみようかと迷いに迷い、結局一日通しで観て来てしまいました。
期待以上の熱い舞台に観客全員大興奮の総立ちのエンディングとなったのです
もしお芝居がお好きで可能なら、ぜひぜひのお薦め公演ですよ。
興奮冷めやらず心斎橋であったかいおそばをお腹を納めて帰ってきました
お芝居三昧、大満足の一日でした。
仁左衛門の大悪人・初春松竹座公演
今年の松竹座お正月公演。
夜の部の通し狂言 「霊験亀山鉾」を見た感想
これは仇討の歌舞伎。
この物語を作ったのは4世鶴屋南北。
最高傑作と言われる演目です。
南北の作品は、極悪人が魅力的に描かれます。
人殺しや平気で女の人を裏切ったりだましたりという凄まじいお話が多く
この演目も、大変ハンサムな主人公が、暴力的で平然と
悪行を重ね(これを色悪と言います)目的の為には手段を選ばない。
仁左衛門さん、この大悪人を嬉々として演じていたようで、
見ている方まで、悪事に加担しているような気分になり
残虐をこんな喜んで見ていたらあかんのと違うやろか・・と後ろめたくなってしまうほど。
大雨の中の殺人場面、上から相当な量の雨を降らし物凄い場面でした(本水を用いると表現)
最後にはあだ討たれ舞台上に大の字に息絶えて幕、
・・・と歌舞伎はここで幕と成るのが普通ですが
息絶えてしばしのち
仁左衛門さんむっくり起き上がりカーテンコール!
びっくりしましたぁ
でも大拍手・大喝さいで観客皆面白いお芝居の大満足とカーテンコールの興奮でうきうきと
松竹座を後にしました
仁左衛門さんの役者ぶり、舞台が楽しくてたのしくてと見ていて感じるほど
冷酷なキャラクターを嬉々として演じてらたようにおもいます。
見るほうも演じるほうも一回一回生身のぶつかりが応えられない
歌舞伎の醍醐味はここらへんに有るように思います

今日はいちばん好きなよろけ縞羽織に黒地氷割模様友禅小紋です
羽織は昭和初期の時代友禅グレー地にピンク黄赤などのよろけよろけの縦縞。
よろけ具合が面白いものです
平成20年度咲くやこの花賞
昨夜の晩は春一番やったそうですね。
どうりで窓が風でがたがた、雨も凄く降ってびっくりでしたね。
その雨風もすっかり晴れ、ぽかぽか気持ちの良い一日
今日は大阪市中央公会堂へ行ってきました。
メンバーの中島さんが習っておられる地唄舞(山村流)の先生:若隼紀先生が
「さくやこの花賞」の贈呈式の後の舞台で、ジャズピアノとコラボレーションされるという
面白そうな公演にご招待してくださったのです。
中央公会堂は、新設の中ノ島線「なには橋」で降りたらすぐ。
クラシカルな外側、内部装飾も大理石やシャンデリアなど古風で
明治の立派なレンガの建物です。
向かい側には私の好きな東洋陶磁美術館もあります・・・
山村流はお座敷舞とか上方舞といわれる
腰を深く落とした姿勢でこの上なくゆったりした動きの舞。
静かな、和蝋燭が燃えるように中に情念が込められた舞は見ているこちらの心にまでも情念が沸き起こるような心地でしたよ。
その地唄舞とジャズピアノの競演と言う異色の舞台は、
期待以上の面白さで、両極端をあわせると不思議で一気に別世界に飛ぶような心地でした。
なには橋駅にジャストタイミングのパラレールの展覧会が行われていました(3月29日まで)
今年の咲くやこの花賞は、現代アート「パラモデル」テノール歌手、娘義太夫三味線、落語桂まん我、芥川賞を受けて話題の津村記久子さん方が受賞。津村さんのサイン会もあり「ポストライムの船」にサインをもらいました。
(舞を見に行ったのと違うの(笑)まぁいいではないですか(^_^;)?
北浜のライオンの橋を渡ってすぐの「五感」の本店で
美味しいお茶の時間を持って帰ってきましたー
ここも明治洋館で雰囲気抜群!目黒の庭園美術館のようなお洒落なカフエでした。
【追記】
今日20日(金)の「ちちんぷいぷい」は、津村さんの特集でした。(京都では4チャンネル)
その番組中
なんと私達一行が中央公会堂出たとこで取材されてた場面が放送されました・・・
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ジャズと日舞の組み合わせって
『面白い舞台やったねぇ』と言いながら出てきたら、
ロビーで、今年の受賞者津村紀久子さんのサイン会をしたはっったのです。
日舞を見に来たのに、凄くミーハーやなぁとは思ったものの、
そこは伝統の野次馬集団“きものさんぽみち”の仲間!!
『前から気になってた本やし』、とか『面白そうやなぁ』とか
言いながら臆面も泣く列に並んで見事サイン本を手にして
もう一回『面白かったぁー』などのたまいながら出て行ったのですが
入り口で、いきなりふさふさのカバーの付いたさおの先のマイクを突きつけられ
『オー』とも言う間もなく
・津村さんのサインを貰って来られたのですか?
・ファンですか?
などの質問の連発に、気がつくとおたおたと何事か口走っておりました
その場を離れ、冷や汗をふきながら
『まさか放送されへんやろなぁ』と言いながらも
しっかり放送日を確認していたのでした(笑)
そして今日!まさかの大放映でした・・・
顔見世2008
2008年の顔見世もまた見て来ました、勿論着物でいきました!
同行者の衣装は三者三様
・かわいく紬着物に朱総絞り羽織(絞の羽織はあったかく、昔から冬一番のお薦めアイテム)
・渋いめくら縞に大胆な浮世絵大首絵染め帯。
大波をモダンに配した羽織。その肩裏は、大首絵帯に合わせた凝ったもの
・縞着物に黒地に折り鶴の羽織
衣装がぴしっと決まって、良い気分で乗りこんだ顔見世。
ちょうどお隣の席に舞子さんが、招き看板のかんざしで座ったはったのです。
なんと!その簪のサインが海老蔵さんでした。
華やかな劇場には満足でしたが
今回の顔見世は歌舞伎通にはかなり不評だったようです・・・(同感)
最後とその前の演目の配役がかぶるし、特に源氏物語はあまりに歌舞伎らしくなく、
終わったとき、劇場内が「唖然」として「これで終わり?」と思った人が
一杯いるなぁという雰囲気が濃く漂っていました。
毎年歌舞伎の顔見世を楽しみにしている人も、
玉三郎と海老蔵を出しとけば良いやろう・・・といわんばかりだと、怒っていましたよ・・・
今年の師走には、もっと歌舞伎らしい演目をずらっと並べてさすが!と言わせてほしいっ
アクエリオン・クリスタルコンサート
21日(日)午後2時から
クリスタルアンサンブルによるヴィトロ『クリスマス・チャペルコンサート』が開催されます
“きものさんぽみち”のメンバーでも有る福谷さんはフルート奏者として活躍され、
クラシックなフルートだけでなく、クリスタルのフルートや変わった素材の笛を吹かれることでも有名です。
今回のコンサートはクリスタルのフルートと大変珍しいクリスタルのアクエリオンのコンサート。
さぁどんな音楽が聞けるのでしょう
“きものさんぽみち”のみんなさんとも聞き逃せないと
着物でのお出かけ企画にしました。
みんなでとても楽しみにしています
おりしも18日今日の京都新聞夕刊トップ面にも紹介されていました。
歌舞伎座へ!
東京の歌舞伎座へ『6月大歌舞伎』を見に行ってきました。
着物で東京・歌舞伎座デビューです。
絵看板がお江戸の歌舞伎の雰囲気をかもし出しています。
わくわくで、始めてはいった玄関。
いっぺんは、この桟敷席に座ってみたいわ、うぁお茶まで用意してありますね・・・
劇場には、着物(単衣着物に単衣帯)の人が大変多く、みなさん着慣れて、こなし具合がいい感じでしたよ。
売店やお食事どころも充実しています、歌舞伎おせんべいをお土産に買いました。
おせんべいや、おかし、草履やさんまであり。(草履やさんのお値段は立派すぎて見るだけでびっくりしましたが・・・)幕間のお弁当も美味しくて満足!
さて今月の演目は
◎『義経千本桜・すし屋』
好きな吉衛門のいがみの権太(悪役、実は善い方)は悪ぶりも良いなぁ
生首や自分の妻子を敵方に主人の身代わりに差し出すなど込入った筋立てなど歌舞伎の面白さが一杯
◎『身替座禅』
仁左衛門の主人公が「花子」のもとへ行きたいと身もだえしたり
ニヤニヤふにゃふにゃで帰ってきたり、怖ーい奥方に見つかって
とっちめられたり何時の世の男さんもあかんやろといいたいフニャぶりがとってもかわいい。
狂言の「花子」とは一味違う華やかな舞台
◎生きている小平治
殺された小平治が何度も現れ幽霊かはたまた妄想か、近代的な心理劇の様相もあって
面白い劇です。終わり殺人者側の二人が花道から腰抜かしながら逃げていくと
幕の袖から影の薄い小平治(染五郎)がじーっと行く手を見つめ、きっとこの先も取りつかれ続けることを強く暗示して怖い幕切れ。
◎最後は華やかな三人形の舞踊です、くらい舞台はいっぺんに華やかになって気分良く劇場を後にしました・・・
この日梅雨の晴れまでラッキーでした。
私は、単衣紬に絽綴れ帯・紗羽織と言ういでたち。
京都から新幹線で2時間の旅。やはりこんなお出かけには羽織を重ねたいです。
お洒落やし、よそ行きって言う感じも良く出るし、とても大人の装いになりますし
大好きな羽織です。
羽織は袷の時季の物でしょうとよくきかれますがそんなことはありません、
袷せ着物:袷羽織 お花見時分からは単衣羽織
5月の暑くなるころからの単衣着物には、単衣羽織・もしくは透けている夏羽織を。
7月も魅力的な歌舞伎座。幕見席や上のほうの階なら気軽です。
きもので歌舞伎デビュに兆戦されませんか!
文楽
4月の文楽公演の演目「勧進帳」を是非とも見たいと出かけました。
大阪国立文楽劇場は、ゆったりとした良い雰囲気の劇場です。
右端が床と呼ばれる場所。金・銀の衝立がくるっと回転して太夫と三味線が登場
勧進帳は、なんとこの太夫さんが9人、三味線が7人とずらりぎっしり並び 超豪華な布陣。
弁慶も人形と言うことを忘れてしまう大きな舞台。勇壮な動き・大迫力で堪能しました。
文楽人形も出迎えてくれ、ロビーには、着物の人もかなり多く、歌舞伎とは又違った良い雰囲気です。
今日は、文楽!と新調の羽織で力が入ったお洒落ぶりをちょっとご覧下さい
大胆な芭蕉文の羽織、シックなお洒落羽織ですが、この羽織実は肩裏がとても凝って、
歌舞伎の大首色紙絵尽くし。見せない裏に凝る着物の奥深さ!
次の羽織は、紫の「梅絞り」と言う大変珍しい生地。
昭和初期の絞り染めで、お母様秘蔵の反物がちょうど仕立上っての文楽座デビュー。
もう一枚は、表地青紫からしいろの大胆な曲線は無線調子の手描き友禅、細かい地紋と、
花喰鳥・正倉院華紋がプラチナ箔で織り込まれています。
かなり豪華な衣装です。
この大型の履き物は、舞台下駄。底にわらじを履かせて滑らないような工夫が。
文楽の舞台は、腰ぐらいの高さのついたての中で人形を遣います。
人形遣いはこの舞台下駄を履くとちょうど人形は、ついたての上を動いているように見えます。
この人形も、頭と呼ばれる首部分と肩が写真の状態で
この基本形に太夫ごとに工夫を凝らし、太夫自身できものを着せ帯を結んで用意します。
(太夫さんは桐竹紋寿さんです)
7月には、子供向けながら大人も見たい西遊記が舞台に載ります。
又行こうかなぁ!
連休は京都 壬生狂言
京都壬生寺では恒例の「壬生狂言」春公演が行われ、明日29日が最終日となりました
◎午後1時~5時30分
◎明日29日は一度は観覧したい夜の部が有ります。(午後6時~10時)
棒振りや出演者全員の珍しい千秋楽をめでたく納める演目
◎鑑賞料 大人800円 中学・高校生600円 小学生400円 当日券・自由席のみ
壬生狂言は最近大変な人気です。
その日によって違いますがたぶん行列したはるかもしれません。
イス席です(少々かたい)・・・私は昔お座布団持参で長時間対応してました。
出入り自由なので一演目のたびにざわざわ、好きなだけ見て帰らはります。
疲れたらコーヒーや壬生狂言おせんべいなど、
ご近所のおばさんやおねぇさんがスタッフの売店もあります。
壬生さんだけでなく、神泉苑でも大念仏狂言(無言・壬生さんの別れ)
が公演されてます。
5/1~ 四日間(神泉苑祭期間中)
玉三郎・菊之助・海老蔵 特別舞踊公演 松竹座
「京鹿の子娘二人道成寺」 「連獅子」と二つの舞踊だけの公演が今大阪松竹座で興行中(26日まで)
この前「シネマ歌舞伎」で見た「娘二人道成寺」が松竹座にとなれば是非ともとな出かけました。
折しも京都先斗町の芸舞妓さん方の総見の日とかさなって華やかさに劇場前も騒然。
客席も舞台に負けないぐらい華やか。舞妓さんて本当に“かいらしい”でした。
写真お願いできますかと頼めば快く(*^_^*)してくださいました
さて演目は、【連獅子(れんじし)】と【京鹿子娘二人道成寺】
の二つ、舞踊のみで一ヶ月の公演はとても特別なことだそうです。
連獅子は、狂言師右近後に親獅子の精 海老蔵
狂言師左近後に仔獅子の精 尾上右近 の初演の二人
親子獅子というより、頼もしい兄とけなげな弟のよう。
爽やかな情愛豊かな二人の若々しいのおどりは迫力です。
赤と白の長い毛が空間いっぱいに振り回され、見ているほうまで高揚してしまいました。
花道のすぐ脇の席、前から3番目の席の芸祇さんの頭に長い振り回される毛が掠るのです
迷惑もちょっとこそばゆいのもちょっとと微妙なお顔で気の毒と面白いのとで珍しいもの目撃できたわ
京鹿子娘二人道成寺、はご存知道成寺に伝わる安珍清姫の後日のお話。
消失した鐘の再建のお寺に花子(白拍子)が拝ましてもらう代わりに一指し舞います。
踊るほどに二人になったり又重なりひとりになったり・・・
妖しい気配が時折堪らず覗くうち
やはり最後には隈取りも怖い物の怪に成り果てる清姫の亡霊。
白い大蛇の本体を表わしあわやと言うところに左馬五郎が太い青竹で退散させる「押戻し」と呼ばれる
豪快な場面に。
鐘の上に乗った二人の蛇の妖怪の怖ろしい口の紅さと見得。
荒事の成田屋の面目躍如!の押戻し、どちらからも目を離すのが惜しい程の熱演。
力の入ったエンディングは、しらず力が入って入って
幕の後もしばし席を立てないぐらい、場内の興奮は大変な物でした。
うーん、期待以上の見ごたえ!でした・・・
茂山狂言・考究会
あす2月11日は茂山狂言の会の日
京都市左京区岡崎の観世会館 楽屋の舞台です。
江戸時代から続く伝統の「考究会」は、第194回目の開催!
素人衆の発表会としては類例のないぐらいの歴史を誇ります。
普段のお稽古の成果を発揮する華やかな(?)舞台が、朝10時から午後5時半まで切れ目なく演じられます。
“きものさんぽみち”の「狂言を楽しむ会」は、狂言鑑賞と楽屋見学が毎回大好評。
あすも大勢で行く予定です。
社中の発表会ゆえ、鑑賞無料、何方でも入場大歓迎です。
着物で能楽堂となればこれほどしっくりふさわしい場面はないほど。
皆様お出かけなさいませ
萩祭 梨木神社 狂言・萩大名
9月23日(日)
御所の東、寺町丸太町上る梨木神社で『萩祭』が開かれます

茂山千之丞社中の奉納狂言『萩大名』が演じられます。(11時ごろ)
恒例の愚鈍な大名と太郎冠者の、のんきなやり取り
境内には見頃の"宮城野の萩”も可愛く咲揃って、一緒に笑って揺れることでしょう。
その萩の木には、俳句の短冊が沢山下げられ、
名高い名水によるお抹茶の茶席も設けられています。
俳句を見せてもらい、美味しいお茶で一服となれば着物がピッタリ!
名残の単衣着物で、爽やかに初秋のきものさんぽを楽しみに
是非ともお出かけ下さい
梨木神社は、寺町通に面した御所の「清和院御門」を出てすぐ。
伊達巻 甲斐庄楠音・横櫛
玉子焼きのことではありません。
きものを着るとき長襦袢や着物の紐をしっかりとさせる為に
幅が10cm内外の細帯を締めますがこの細帯のことです。
一般的に「伊達締め」といいます。
伊達締めと伊達巻の違いは
・・・締めは、細帯の端がわざと柔かく織ってあり紐と同じように結んで締めます。
・・・巻きは、端までしっかり織ってあり、端を挟みこんで留めます。
伊達巻を締めたところ。
先日甲斐庄楠音の「横櫛」を見ていて伊達巻を発見。
「横櫛」と名づけられた作品は何枚もありますが、いずれも帯をまだ締める前の
しどけない、又、かなり妖しいなんともいえない独得の雰囲気の女性が
伊達巻を巻いてこちらを見つめています。
帯をしていない場面は、やはりそのような場合でしょうか・・・
甲斐庄楠音の画を見るとき、いろいろな話を想像してしまいます。
絵画から物語がもやのように沸いて出て
その物語の中に紛れ込んだ如くに、幻惑の時間を過ごす事になります。
甲斐庄楠音は絵画史上京都の国画創作協会のメンバーで活躍しますが
50歳代絵画から離れ映画衣装の世界でその才能を発揮しました。
昭和15年頃からは映画制作に携わり、溝口健二作品の
衣裳、風俗考証を担当、雨月物語の衣装は甲斐庄楠音の仕事です。
(ヴェネツィア映画祭銀獅子賞受賞)
その仕事の衣装制作の事で我が屋にも、30年代衣装創作の注文に
よく来られていたと聞いています。
甲斐庄楠音の描く絵画は、出会う度に引寄せられて離れがたいものです。
機会があれば是非とも着物姿の妖艶な女性美に酔って下さい。
壬生狂言 最終日夜の部
壬生狂言の最終日 夜の部はディープなファン必見の番組が一杯!
ガンデンデンデン・ガンデンデンと鐘と太鼓の通奏に笛が乗りメロディを作る。
その単調さ、なんとものどやかな伴奏は夢見心地の導火線。
庶民のおおらかさも悲哀も英雄の活躍も皆この伴奏に包まれ演じられます。

壬生寺の境内と会場
この日の演目
「大江山」
ご存知大江山の酒呑童子が住吉明神に加護を受けた頼光一党に註せられる一幕。
鬼として描かれることもある童子ですが、ここでは女のように美しい面を着けて登場し
“だいだらぼっち”の如く、なりは大きいが子供子供した暴れん坊と言う一面を表わしているらしい。
首を取られたアウトサイダーの物悲しさも。
「大黒狩り」
大黒とは僧侶の妻のこと。
お寺の住職は妻帯禁止、この禁を破り僧衣を剥ぎ取られ子供をせなかに括り付けら追放され幕。
この悲劇の場面、僧が引かれて退場する際、背中の子供(人形)の首が飛んでしまい付け直しても飛ぶと言う・・・もうどないしよもないと、伴奏者も観客席も大笑いの幕切。
めったに見られないものを目撃してしまった。
「夜討ち曽我」
江戸時代の人はあだ討ち話が大変好きだったらしく歌舞伎狂言等に多く取り上げられている
曽我兄弟の話。
「湯立」
楽女が笹葉で釜の熱湯を激しく振り撒き、厄除開運、無病息災、五穀豊穣などを祈る神事です。
大釜で熱湯を沸かし、笹の葉で打ち、振りまきその湯を浴びて厄除けとします。
壬生狂言は無言劇ながら。湯を立てる際に不思議な掛け声を全員で唱え踊ります
『みょうねんの、みょうねんの』と繰り返し繰り返します
演じ手の肉声の聞ける貴重な(?)一番。
最後が
「棒振り」
祇園祭の彩傘鉾の中世の覆面の男性の棒振り、ご覧になったことおありですか。
同じ装束です、覆面に赤いしゃぐまの頭、緋色の衣装
舞台には壬生大念仏講の全メンバーが紋付袴姿でずらりと立並び、扇で囃しながら行われます。
ねじねじ飴の様な2・5mほどの棒の先端には五色の糸がつけてあります。
これを『♪チョーハ♪サッサイ♪』と全講員が囃したてる中、チアリーダーのバトンのように
両横・上下・頭上でと自在に超スピードの棒振りと跳躍、会場全体が盛り上がりました。
湯立と同じく厄払いになるという、厳粛な雰囲気の中にも晴れやかな高揚感一杯の棒振り
最終日最後の締めくくりクライマックスに感激。
4時間超えという長時間なのに、あっという間と思う一夜。
壬生狂言

春の壬生狂言が賑やかに公演中です。
毎日第1回目の演目は「焙烙割」
節分に奉納された厄除けの焙烙を盛大に欄干から落として割りたおします!
割ることで、厄を祓うのです。
公演最終日は4月29日(日)
この日だけは夜の部があり午後10時ごろまで面白い演目が次々と演じられます。
仏法の教えも絡め、江戸時代の庶民の喜怒哀楽は、今の世にも相通じるものがあり
共感の笑いが境内に満ちます。
私たちも最終日感激の予定
春とはいえ夜間は冷え冷えするかも知れません
羽織はこういう時にピッタリの衣装!
さぁどの取り合わせでお洒落して行こうかしら・・・楽しみ楽しみ
因幡堂 狂言に登場の現存お寺
京都の町中に因幡堂があります。
29日この因幡堂で狂言が演じられます。
因幡堂と狂言は縁が深く、名前通り「因幡堂」と言う演目や「六地蔵」「鬼瓦」も
ここが舞台になっています。
田者人が京の都に仏像を注文に来たところ、すっぱ(詐欺師のような怪しい者)が
自分で仏像に化け、言葉巧に売りつけようとする物語の舞台が因幡堂。
(狂言ゆえ最後は定番通り化けの皮がはがれます)
このように舞台となっているお寺が、現存するのは京都の町ならでは。
(京都市下京区に実在の因幡堂(松原通烏丸東入)正式名:平等寺)
寺伝によれば、西暦1003年(長保5年)4月8日橘行平卿により開基。
御本尊は、長徳3年(997年)橘行平卿が勅命を受け因幡の国一の宮へ代参された時、
夢のお告げによって海中より引き上げられた薬師如来で有るといわれています。
因幡堂縁起によりますと、これを仮堂に安置したが、行平卿のあとを追い都に飛来され
行平邸に入られたので、これを祀ったのが始まりとされています。
ゴールデンウイークの先駆けに、古の都町衆のように着物で狂言見物と言うのは如何ですか。
きもの遊び 雅楽コンサート
日曜日、メンバーでワオキツネザル研究者Sさんが雅楽コンサートに出演。
ご招待され有志と駆けつけました!
せっかくだからと、演奏衣装のメンバーと記念撮影。
この写真を撮っている時、その後ろからNHKが撮影していて
今夕京都のニュースに同じ画面が映っていました。
(若い人たちで雅楽を志す人が多くいるという内容です。
ご覧になられた方も居られるでしょうか・・・)
会場は、御所の向かい・金剛能楽堂
神社などで奏される雅楽といえば思い浮かべる
なじみ深い越殿楽(えてんらく)など管弦の2曲と、
陵王(蘭陵王とも)・振鉾・萬歳楽などの舞楽(雅やかな舞)
舞も音楽も、ゆったりゆったり長閑で優雅このうえないものです。
十二単・狩衣のおそろいの衣装で大人数の演奏者は
色彩も美しく見事な舞台で壮観。
同じ動作を繰り返し繰り返しいつの間にか舞い終えて
退がって行った後は、すべて夢の中の出来事だったかのよう。
あっという間の2時間でした。
終演後、Sさんに龍笛の楽譜や笛などを見せてもらい
ちょっと口に当てて演奏した気分(#^.^#)
いちひめ雅楽会はこのような演奏会のほかにも
色々と活動されているという事です
又皆さんもきもので参加されて見ませんか
花嫁・打掛
我が家には、3枚の打掛があります
1枚は、以前ご紹介した母手縫の「唐織能衣装・裂取打掛」

もう1枚は、自身の花嫁衣裳「唐花七宝紋 唐織打掛」

それと白無垢の一揃い
手元にあるのを幸い、今日打掛を実際に着付けしてみました。
裾お引き摺りに着るので、おはしょりは作りません。
掛下帯は、袋帯より少し幅が狭く、お文庫に結びます。
お嫁さんの小物が一層豪華さ厳かさを演出するので欠かせません。
筥迫 ・懐剣(御守刀)・末広(黒塗)・抱え帯・
それぞれ組紐の花結びが華やかです。
これらの小道具で、一層きりりとしたお嫁さんに見えました!
来週もう一度、本格的に文金高島田に結って角隠しをつけ
撮影しようと計画しています。
どうぞお楽しみに。
狂言・うつぼ猿 子役
- Date
- 2007-02-24 (土)
- Category
- 歌舞伎・狂言・能等
狂言「うつぼ猿」は猿の子役が重要な役割を果たします
今年の「考究会」のおさるさんは
5歳の女の子さん。
登場した後、休みなく体を動かして演技しています。
どの動きもきっぱりメリハリついたしっかりしたおさるさんで
会場の注目はお猿さん一身に集中した舞台に。
可愛らしく見事でした。
このお猿の衣装をつけるとき、かなり時間が掛かります。
首周り、足首、手首全て縫い付けます。
脱ぐ時は、着る時以上に大変!
汗一杯の衣装を、はさみでちょきちょき切り離し脱がします・・・
顔からお面をとり、やっと衣装を脱がすと
パァーっと蒸気がいっぱいに上りました。
お疲れさんでした。
きもので楽しむ狂言
- Date
- 2007-02-21 (水)
- Category
- 歌舞伎・狂言・能等
毎年2月には茂山大蔵流で狂言を稽古している人たちの発表会が有ります。
「考究会」と言い江戸時代から延々と続けられています。
世界中を見ても、このように長く続くお稽古事の発表会は無いと思われます!
京の町衆文化の懐の深さはこんなところにも現れています。
“きものさんぽみち”のメンバーが『きもので能楽堂』を合言葉に今年も楽しんできました。
岡崎にある観世会館に、きもので勢ぞろいするとはんなり華やかで会場でもひと際目立っていました。
左から、友禅小紋の羽織ときもの。朱色の紬、クラシカルな紬。華やかな付け下げに牡丹の染め帯
きものならではのあでやかさ。
存在感は平安神宮の大鳥居の朱色に勝っています!
観覧の前にまず楽屋を見学・・・
なにやらたくさん注意が書いたぁりました。
ここは「鏡の間」橋掛かりから登場する前に役になりきる大事な場所。
手前の棒は2本有る揚幕を上げる棒の内の1本『いやぁこれで揚げるのですかぁ』
いや舞台では上演中やねぇ・・・臨場感いっぱいやなぁ
切戸と言って後見の人や、お謡いの人が『こっから出はるんやねぇ』
今度はほんまの楽屋へお邪魔しました。
出番までなにやら落ち着かへんけど、出来るだけ寛いだはったり、せりふを最終チェックしたりしたはりました。
(みんなの衣装と帯・羽織、どの衣装も色に色が重なって尚しっくりはんなりしている所にご注目を。)
ここは師家(師匠や、内弟子さんに衣装を着けてもらう部屋です。『手早いわぁ』
『あっ、出番が済んで帰って着はった』
こんな大道具を使うのは狂言では割と少ないですよ。
さていよいよ舞台観覧。
今年は千作師の米寿のお祝いを兼ねた会。
大掛かりな演目や、うつぼ猿等重いものが次々演じられます。
これはうつぼザルの大名。
特に今年のおさるさんは見事で観客の視線を一身に集めていて
大名は損な役回りでしたが、いやみ無く天真爛漫に演じきるのはなかなか難しいのですが
おおどかな大名の味をだしていました。
この鬼のお姫さんは、父鬼の秘蔵のお姫。なんろも可愛いですねぇ、あどけなさもいっぱい
お年頃とて、食べ初めの儀式に父鬼が用意した若武者は何とか食べられへんとこと知恵比べ。
力比べや首引きの大騒ぎの末にりりしい若武者はとうとう逃げ切ります。
狂言の鬼は、先日の節分にも色々な神社に出没てお眼にされた方も居られるのではないですか。
どれもこれもとてもユニークな風貌を誇ります。
大掛かりで、舞台が狭いほどに大勢の出る演目が続き、、熱演に会場も盛り上がっていました。
締めくくりは千作・千之丞・千五郎師のおめでたい『福の神』がトリ
朝10時から延々6時過ぎまでとても面白い狂言三昧の一日でした。
熱気覚めやらず、帰りみちでお茶してから別れました。
「楽しかったなぁ!」「お疲れさんでした」
この日のお昼ご飯は地下鉄東西線東山三条駅を出て観世会館へ向う道筋にある
断然おそばが美味しい「枡富」です。
こりこりの手打ちのおそばのお味で知る人ぞ知るお店。
寿初春大歌舞伎 団十郎の弁慶
今年の大阪の松竹座 新春歌舞伎は
なんと!市川団十郎・弁慶 海老蔵・富樫 義経・藤十郎 という豪華魅力一杯のとり合わせ
見逃せる物では有りません。
昨日勇躍 見てまいりました。
松竹座は大阪の一番賑やかな難波のまんまん中に位置し、劇場に近づいていくところから
観劇のウキウキした気分が沸くロケーションが楽しい。
劇場前には、お正月らしく 熟年、若い女性果てはダンディなおじさんまでも
開場を待つ着物姿が多く見られ、一層お芝居見物の興趣をそそります。
上方歌舞伎の藤十郎、江戸歌舞伎の団十郎
繊細な情趣のやり取りの和事と豪胆な江戸荒事の代表的な役者の
二人の競演は江戸以来、史上初の出来事とか
昼の部、歌舞伎の中でも代表的な演目「勧進帳」
花道での六法やんややんやの大拍手!!
和事の「封印切り」 この2番組を見ただけでも充分満足満足。
期待に違わず江戸大荒事を満喫・堪能の舞台。
その上で夜の海老蔵初役「毛抜き」
主役・弾正はおおらかな色気充分な英雄。
おおらかに若小姓もお女中も手当たり次第に口説くおかしみが
よく出ていて若々しくて好かった。
客席は最前列のちょうど中央。
海老蔵さんが見得を切り、睨むその前3mぐらいのところ。
わぁとのけぞるぐらいの大々迫力。
目が片方は寄り目、片方が中心に位置する不思議な見得を
このような近くで見られる機会はめったに無く、ほんまに引き込まれ、縛られたようになりました
吐息、汗、目配せ、口の中でせりふでは無い相手役との気配のやり取り
全部見えて劇にのめりこむしかない場所です。
真ん中ゆえ、左と右でせりふのやり取りをすると
テニスの試合のように首を「左」「右」と動かさないと見えません
これもまた初体験の観劇動作。
海老蔵さんの富樫、りりしい富樫で大満足だったのですが、
この富樫役、お父さん(団十郎)が、まだ海老蔵の時代に
あの伝説の松録の弁慶の相手役が急死、この代役として急遽大抜擢され
しかも立派に勤めたと言う話が残っています。
歌舞伎の役者さんは凄いですね。一晩であの大役が代理でできるなどと。
荒事でも、和事でもここぞという見得を切るところなどでは
床をつけるということがあります
舞台上手(右側)に大道具方が一人出て、板に拍子木(き)を打ち付けます
硬質の音が劇場中に響き渡り見得の威力を何倍にもします
話はそれますが、狂言の後見役(舞台の向って左後ろに控える
黒紋付の男性)も、ただ座っているわけではありません。
演者が急に倒れた時にはさっと立ってすぐさま変わりに続きを
演じる覚悟で座っているのです・・・
さて今日は昼夜通しで見るので幕間弁当も2回頂きました。
お奨めは松竹座地階にある和食のお店・是是の「幕の内」
とてもやさしいお味で美味しかったです
(ほかに「キムカツ」もあり迷いました)
一幕目が済むと、ちょうど12時10分と5時40分
良い時間になっています。
ロビーのソファーであったかいお茶と一緒でほっこりと・・・
これまた歌舞伎の楽しみ。
夜9時前、劇場外に出ますとライトアップされた建物が
観劇の後の高揚感に不思議とそぐう感じでした。
気品良い石外壁はネオ・ルネッサンス様式で、アーチがクラシカルで美しい建物。
南座の顔見世とすこし雰囲気が違っていました。
どちらも、きものの人が結構たくさん居られたのですが
周りから聞こえる会話が、ほんまにお芝居が好きな人たちね。
と言うないようばかり。
『あのお芝居はこの役者さんはこうやった』
『あの公演はこの前見たあっちのお芝居より良くできていた』
『この席ええ席やなぁ。』『当たり前や!1時間40分も電話掛け続けたんやもん!』
『和事の団十郎は、すこし大変やなぁ』などと
京都南座は、このようなお芝居好きも多いのですが
それ以上に問題の呉服屋さんたちのタイアップ催事のための買占めも目立つような部分がありました
マ、これもだんだん淘汰されるはずと期待しています。
今日の衣装も又いつもの大首・浮世絵の染め帯に薄茶羽織です
だいぶ出番が多かったので、今度のお出かけは冬の綿入れ羽織にでも変えてみようかしら。
今年の顔見世
今年も顔見世に行きました。
勘九郎が勘三郎を襲名し披露の最終興行が南座の顔見世。
お国が歌舞伎を起した京の町にゆかり深い役者の襲名、
人気高い勘三郎という事で、一段とチケットが取りにくい公演となりました。
3階席からの観劇でしたが叉これはこれで劇場俯瞰で面白い眺め、
マ、オペラグラスが大活躍でしたが・・・
夜の部の口上は逃せない一幕
きりきりとしたあの独特の言い回しの挨拶はいつもながらひきつけられ、
劇場全体観客も含めて高揚盛り上がりの一幕。
口上が終わると、30分の長めの休憩。
3階廊下にはゆっくりしたソファーがありお弁当タイムは快適。
今年は1等席が取れない分、お弁当をひいきのお料理やさんで誂えて持参
熱いお茶と共に楽しい歌舞伎弁当でした!
お目当て勘三郎の出番は「京鹿の子娘道成寺」
恋焦がれる僧への思いがかなわず、燃える心が蛇体となって
鐘ごと想い人を焼き殺すという歌舞伎はもちろん能・演劇・舞踊の題材となている
有名な演目。
可憐な娘の風情たっぷりの踊り
なんとも華やか、見ているものを引き寄せる愛嬌もたっぷり
人気がもっともとと納得するところでした
むすめの美しい踊りにちらちらと仄見える邪性、怪しい気配がだんだん濃く
なり最後は怖ろしい荒事の扮装と顔になり幕
この間、小坊さんや捕り手たち脇役も
トレンドを取り入れた台詞のやり取りで、滑稽な場面を配し観客を飽きさしせません。
仁左衛門の「俊寛」
顔見世にえらく地味な演目。
もっと華やかな出し物に徹していてもいいのでは無いかとも思いますが
あっという演出もありそれはそれで面白く見ました。
(まえに中村吉衛門の俊寛でも、最後の海の舞台装置がダイナミックで
思い切り効果を上げていたのを思い出しました。)
さて今年は何を着ていこうかというのも、顔見世の大きな楽しみです。
毎年帯だけは、大首絵浮世絵色紙型友禅の染め帯に落ち着きます。
寒い日だったので、むっくりの紬に今年新調で大お気に入りの茶地もみじ柄の羽織
となりました。
着物の人はたくさん居られましたが
まだまだ帯姿が大部分。
季節の装いとして欠かせない羽織は少数派ですね、まだまだ
なかにこんな可愛い羽織のお嬢さんも居られましたよ
今度お出かけの時には、皆さんも
京の底冷えに合う、あったかそうな風情の羽織をぜひともおしゃれにきてください。
茂山狂言の会 きもので観覧
- Date
- 2006-02-11 (土)
- Category
- 歌舞伎・狂言・能等
我が家に狂言のお稽古をしているものが一人居ります
毎年2月11日は恒例の発表会
応援方々“きものさんぽみち”のメンバーと観覧してきました。
京都観世会館は能楽堂。
着物にはこの上なくぴったりの場所です

詳しいご報告もHPにアップしました。
そちらへもぜひどうぞ
東京でも藤十郎襲名興行 歌舞伎座
- Date
- 2006-01-02 (月)
- Category
- 歌舞伎・狂言・能等
師走京都で華やかな話題となっていた坂田藤十郎
1月は東京歌舞伎座で演目を一部新たにして襲名興行が行われています。
変わらない演目は「夕霧名残の正月」「曽根崎心中」などです。
「夕霧名残の正月」は江戸時代の坂田藤十郎が大人気を博したと伝説の出し物ながら
台本も何も残っていない、改めて江戸の名残を演出した脚本を起こして演じられています。
注目は「紙衣」の衣装大店の若旦那が放蕩の末勘され、落ちぶれて紙で作ったきものを着て登場します。
これは本物の紙で作られています。
紙といっても和紙でそこそこ強いと思えます・・・
着心地はやはり「ごわ・ごわ・ばりぱり」ではないでしょうか。
今日12chで歌舞伎座の生中継に藤十郎さん出演し
「最初はこわごわの動きも慣れてきました」といっていました。
1年のうちもっとも華やかなお正月興行。
歌舞伎座に着物で行くなど最高ですよ。