町屋
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お雛さんと羽織遊び
今日はみんなで落語を聴きに行きました。
メンバーには落語通の人が何人も居られ、時々面白そうな落語の会が有ると
誘ってくださいます。
その前に、“きものさんぽみち”ならではの『きもの談議』の楽しい時間も欠かせません。
折しもお雛さんも居はります、さぁひな壇の前で羽織で勢ぞろい!
お互いの羽織を取り替え、まるで着せ替えのような羽織遊び・・・
同じ羽織も、合わせる着物を変えたり着る人が変わる事で
まるで違った羽織のようになり全員で驚きの楽しい時間でした。
(一枚だけ先日仕立上ったばかりの文化財級の型友禅羽織の逸品が混じっています)
散々遊んで満足満足で出発!
この日は伝統産業の日。
市バス地下鉄の無料乗車券が配布されていますので
勇んで堀川通をバスで会場に向かいました。
西本願寺の門徒会館での落語会
桂二乗、桂小春圑治、桂米二 3人の落語で大笑いの2時間
大笑いの後はほっこりのティータイム。
お隣のホテルのカフェでパフェ時間
あー楽しい1日でしたぁ
うちのお雛さん
3月3日が過ぎましたが、うちのお雛さん
昨日出してきて飾り終わったところです。
京都ではやっぱり旧暦でお祭りするお家が多いようです。
御所の桃林も桃もほころんできましたので季節的には旧暦とピッタリの感じがします。
7段飾りは大変と皆さん言われます。叉大変は大変ですが
この歳になっておおっぴらにおにんぎょさん遊びしてると思ってください
お顔や手を包む薄紙をそうろと外すときれいなお顔に再会。
飾り終わったら、今宵一夜はぼんぼり点けたままに。
向かい合わせのお内裏さんお二人の時間です。
4月3日まで“きものさんぽみち”のお稽古も
お雛さんが見物衆!
はんなり晴れがましい半月間です・・・
夏暖簾 くぐり染め
“きものさんぽみち”の夏暖簾を新調しました!
6月29日、めでたく初披露します。
暖簾を誂えますと、3枚や2枚などが繋いだ形が一般的です。
仕立上がってきた時、その裾はミシンの縫い目がつながったままになっています。
初めて暖簾を掛けた時、そのミシン目を『ぷつっと』手で切ってくぐり染めをします。
冬春暖簾もこのようなくぐり初めをメンバーの皆さんとお祝いしました。
夏暖簾も目出度く初くぐりします。
おりしも、NHKの美の壺も6月27日「暖簾」が放送されます
http://www.nhk.or.jp/tsubo/
面白そうですね
大将さん 五月人形
雛祭りがすむと新緑にふさわしい五月人形の季節
男の子の健やかな成長を願う行事。五節句のひとつ

我が家もお雛さんに続いて大将さん人形を飾りました。
子供の初節句以来の年中行事です
端午の節句は、古代の中国の風習が日本に伝わったものです。
菖蒲の葉をの香をうつしたお酒を飲んだり、菖蒲や蓬の束を小屋根に投げ上げたり
軒に吊るし、邪気を払い、健康を祈願する日とされていました。
菖蒲の爽やかな青い香がキーポイントです。
蓬や菖蒲は邪気を払う作用があると考えられていたので、
今でも、菖蒲湯(菖蒲の束を浮かべた風呂)に入る風習が残っていますね。
男の子のお祭という事で、勇ましい鎧兜、白馬、強そうな金時さん、若武者のオンパレード。
(親類から戴いた初節句のお祝いのお人形、1年に1度のお目見え)
週末には、ちまき・柏餅を錦の畑野軒で買ってきて
人形さん方といっしょにゆっくりお茶会なといたしましょう!
暖簾くぐり初め
先日、“きものさんぽみち”の暖簾が染めあがりました。
暖簾・風呂敷・祝い袱紗・日本手ぬぐいなど着物以外を
誂え染めするお店が“印染(しるしぞめ)屋”さん。
ここで染めてもらうのは、完全なオーダーメイド。
暖簾を掛ける場所を一緒に見ながら、染め色・生地の種類・大きさなど完璧に場所に合わせます。
おひなさん風呂敷遊びの日に、メンバーとこの暖簾の『くぐり初め式』を行いました。
糸を切っているところ
みんな、くぐり初めなど初めてと ちょっと緊張しています
暖簾の仕立上がりは裾の縫い糸が切って無く、3枚が縫いつながっています。
これを「ぷちっ」と切って、塩で清め、いよいよ糸を切ってくぐり初めます。
この後は、次々全員でくぐり、無事式を終了。
暖簾は一種の「結界」を作る縁起の物。
家うちに魔・災厄・邪が入ってこないようにするのです。
又商売の信用を体現したものでもあり、
『暖簾に命を掛ける』『暖簾にかけて』などの言い回しはこのことを表わしています。
明治の創業以来、会社の玄関と自宅(“きものさんぽみち”)には、
お正月松の内は重厚な暖簾を掛けていましたが、
今度染め上った暖簾は、軽やかさを出そうとお洒落な色ないい茶色にしてみました。
さておき玄関に暖簾が掛かると、きりりとした表情が加わりました!
今度から“きものさんぽみち”に初参加の人も暖簾を目当てに迷わず来て下さる事でしょう。
香り おもてなし
玄関の棚に置いてある香炉。
玄関には、魔や邪が入って来ないよう睨みを利かす仁王尊のお顔も掲げてあります。
その下に訶梨勒(かりろく)を吊ってあり
普段は、この“ほん”仄かな香が、お出迎えにちょうどいい具合。
お客様の来はる日、雨の湿っぽい空気、気になるにおいのこもる時など
香炉にお香をくゆらします・・・
香で、非日常を演出して着物でお出迎えすれば、
心地よい静謐な時間の予感となりましょう。
おりしも「正倉院展」の季節(07_10_27~11_12奈良国立博物館)
今年のポスターが香炉でした。
較べるなどしたらバチが当たりますが、邪を払ったり清めるなど
同じような使い方をしたものと言えます。
きものに着替え、こちらへもお出かけされませんか。
箱階段
- Date
- 2007-10-10 (水)
- Category
- 町屋
会社の箱階段
明治中ごろに建てられ、柱など構造がしっかりしているので
建物としてまだまだがっちり揺るぎません
この引き出しや戸棚は、各種伝票などの仕分けに便利です。
一枚板の段々も分厚いものです
夏のお座敷になりました
毎年6月1日を目途にしてお座敷を衣替え。
夏支度いたします。
我が家の初夏はこのお座敷の夏支度と庭のあじさいから始まります
「ひとりできものを着られる会」のお稽古場にもなっているお座敷。
初めて訪れた若い人が御簾を見て
『こちらは神社か何かですか?」と問われたことが有り思わず頬をゆるめました・・・
梅雨に入り、京都独特の湿度の高い暑い日も多くなっています。
窓を開け放ち、庭に水を打ちますとさーっと5度ばかり室温が下がります
扇風機の助けを加えると、まだまだエアコンは必要ありません。
着付けのお稽古の人も、籐筵のひんやり感で快適
祇園祭も来月。
浴衣のお稽古を希望される人も多くなって
“きものさんぽみち”も一気に夏気分の毎日。
京の町屋の花嫁さん
着物にも色々有ります。
衣装の格式から言いますと女性の憧れ「お嫁さん」の衣装が、最高の晴れ着といえると思います。
『お嫁さんの衣装は、どう着るのかな』と言う疑問が折に触れ浮んでいました。
京都の町屋で花嫁姿の写真を撮るのが夢だったというTさんと
思わず話が煮え、我が家を会場に「お嫁さん着付け撮影会」をやってみようということになりました。
せっかくの計画なので、かつらもちゃんと付け、
プロのカメラマンにちゃんとした写真を撮ってもらおう・・・
と言っている内にだんだん本格的になってきて
どうなることやろと思う内当日に!
花嫁さんの頭ヘヤースタイルは「文金高島田」(ぶんきんたかしまだ)と言う髷を結います。
衣装は我が家の宝物「裂合わせ唐織打掛」
打掛の下には、掛け下着物(白無垢の振袖)に、掛け下帯(今回は金泊無地袋帯)を
締めます。
お嫁さんに欠かせない小道具は、頭に、角隠しと櫛・笄・簪(くし・こうがい・かんざし)
守り刀(懐刀)・筥迫(昔の化粧ポーチ)末広(お扇子) など・・・
手持ちの道具類が役に立ちました。
Tさんと着付けの練習を何回も重ね
興味のある人にも見学方で参加と、楽しい準備期間でした。
当日は、かつら・メイクはプロにお願いし、沢山のノウハウを教えてもらい得難い経験をしました。
さて、できばえはこのように・・・
いかがでしょう。
これらはカメラマンの撮影の周りを、まいまい邪魔しながらデジカメで撮った写真です。
町屋ならではの障子越しの自然光にこだわった映像を作ろうと
日が差したり蔭ったりにしばしばシャッターの手を止めながらの作業は、
プロカメラマンのこだわりそのもの。
アルバムの出来上がりが楽しみ!!
しかし花嫁姿は初々しく 美しかった!
Tさん、夢はかないましたでしょうか?
私も、母の手縫いの打掛が、晴れ舞台の衣装として再び活躍させられ
これもまた嬉しい日でした。
着物好き嵩じ町屋暮らしへ
“きものさんぽみち”のメンバーはほんまに多彩。
中にはこんなメンバーも!
『きものを着て、町屋に暮らす』を理想にしておられたご夫婦、
このほど念願叶い、本格的な形態の町や暮らしを始められました!
本格的な古来からの町屋スタイルに戻されたお住まいだそうです。
ご夫婦は、休日など私時間・全て着物で過ごされておられ
割烹着・前掛けが大活躍している様子。
板張りの台所を、はしり庭(流しや調理台が土間になっている)にわざわざ戻されるという
徹底ぶりに象徴される生活スタイルのお話に感銘しきりでした・・・
今年の冬がたまたま暖冬で、初年度としては緩やかな環境だったと笑っておられました。
長火鉢・障子・ふすま・サッシでない木製建具、
夏もエアコンなし、蚊帳活躍の日々だそうです。
“きものさんぽみち”の集まりでも、よく「たすき掛け」でお手伝いしてもらいます
Sさん宅もこんな風情なんでしょうね。
京町屋作事組のウェブサイトにこの記事が掲載されています
のぞいてみられませんか・・・
ひな祭りの由来
3月3日(旧暦)は桃の節句とも言われます
昔、中国に「上巳(じょうし)」と言う春先の行事がありました。
(上巳(じょうし)」とは3月上旬の「巳」の日のこと)
桃の咲く頃、人型に、身の穢れを移し水に流して厄除けすると言う風俗でした。
京都のおうちでは、旧暦3月3日を現暦に置き換えて、4月3日にひな祭りをする多いです。
春は海での磯遊びも始まる時節、
平安時代の宮人たちはこれに因んで禊(みそぎ)を行い、霊力の高い桃の花酒などを飲みました。
「曲水の宴」も水に遊び水に流すという、この行事の一つと言われています。
清少納言や紫式部の時代、宮中や、お公家さんがたの間で「ひいな」の遊びが大はやり、
「お祓いの人形」と「ひいな遊びの人形」がいつのまにかいっしょになって「ひな祭り」になりました。
お雛さんの生菓子と言えば、「ひちぎり・又はひっちぎり」
春は貝が美味しいシーズン、このお菓子は真珠を抱く阿古屋貝のモチーフから来ているそうです。
ほかにもひな祭りには、貝の意匠が多く用いられています。
貝は、真珠を抱いて海中に眠っています。
美しい柔らかな光の宝物は、おひなさんのイメージにぴったり。
このような生菓子も、やっと江戸中期になってから発達してきました。
それまでのお茶菓子は、果物、木の実、乾物などほのかな甘みがお菓子として使っていました
お砂糖がふんだんに使われるようになったのは、つい近代になってから。
甘み控えめの傾向は近年、昔お砂糖の甘みは大変なご馳走でした。
ともあれ小さき物愛らしいものを愛でるひな祭り、心和む行事です。
今年も“きものさんぽみち”ではきものでひな祭りを楽しむ会を計画しています。
ひっちぎりのお菓子とお抹茶を楽しみ、
投扇興大会で優雅に艶やかに大騒ぎいたします・・・・
“きものさんぽみち”の小豆粥と初詣
2007年“きものさんぽみち”着物でお出かけのスタートは
小正月の小豆粥お祝い会と初詣で始まりました。

お祝いのご馳走は「小豆粥」
まず大福茶(おふくちゃ)で『お祝いやす』 をしてから
まず着付けのお稽古をして艶やかなきもの姿に。
今日はみんなでお手伝い、とくれば襷掛けです!
支度が整いました!『さぁおあがりやす』
『小豆粥って初めてです』『白味噌のおつゆもっと甘い物と思ってました』
麹のお味なのでほんのり上品な甘みでしょ』
柿なます、干し柿のきざんだもんが入ってるんですネ』
『おさらの上で二つのやまに盛り分けるのなんでです』『うちでは昔からそうやるんですよ』
お祝いの献立の最後は、お正月のお菓子でお薄を点てて戴きましょう
初詣に出発する前に
お雛祭りに行う予定の「投扇興」のお遊びの予行演習をしばし・・
普通の大きさの扇を開いた状態で
箱の上に立てちいさいかわいらしい扇の的をめがけてひらりっと投げます
扇はまっすぐ飛ばない事が多く、なかなか的に当たりません。
あたっても、上村松園の描く点数表によれば一点や五点など低めの点。
面白くないので独自点数表を作って甘い目の点でみんな大いに盛り上がりました
お雛さんの時の本番投扇興大会が待ち遠しいわ!
さて初詣はいかに・・・この項続く
京都のお正月
三が日が穏やかに済みました。京都の町ではまだまだ松の内が続いています。
七日間で明けるおうち15日までをお正月とするおうちと色々ですが
我が家は15日・小正月までが恒例。
松の内の間は、床の間のお正月飾りをはじめ
玄関に、注連縄で結界を作り、根引きの松を一対飾ります
この門松は、歳神さんの依代めでたくお正月さんに降りてきて貰います。
「根引きの松」 真っ白の半紙、紅白の水引等で形作ります。
家の中にも、輪飾りを要所に飾り清浄を保つのが慣わし。
市販の輪飾りに、うらじろ、ゆずりはを組み込む、神棚・仏壇・台所・お風呂場・手洗い等に掲げておきます。
(ゆずりは、うらじろはお鏡さんの下にも敷く)
お正月の用意は家うちの設えだけでは無くお煮しめを作りながら、
お椀やお重、お屠蘇の用意、色々と忙しいながら
毎年のように晴れ晴れしい心持となり、元旦を待ちます。
きものでおさるさんの話
“きものさんぽみち”の町屋で着付け練習会を開催して、まる6年。
ウェブのみの公開なので、各人が検索し たどり着いてくださる方が殆んど。
どうしても“きもの”をマスターしたいと強い意欲のみなさんです。
従って、棒を折る人が少ないので嬉しくおもっています。
参加者の職業・出身地も大変多彩、
居ながらにして各地の興味深い様子や愉快な体験も多く聞けます。
そのなかでマダガスカル島の「ワオキツネザル」の研究者が居られます。
10月のフィールド調査(出産期)に行ってこられたばかり。
その最新情報をお話いただく機会を作れました。
着物との関連はと言われると、つらい物がありますが まぁそれはさておき....
マダガスカルは大陸と離れているゆえに、独特の生態系を保持するきちょうな場所です。
お話の研究フィールドは、マダガスカルの南部自然保護区域。
独特の自然風景・バオバブの並木道などエキゾチック!
ここにワオキツネザルがいます。
(おサルと言っても、ニホンザル・チンパンジー達とは違って原猿類)
身近に見られるワオキツネザルは、京都市動物園に住まいしています。
(ただし野生に比べ、極端に肥て、同じワオキツネザルとは思えないくらいの体形差)
種類は2・30種(またはもっと多数)あり色々な体色がありますが、
一般的イメージとしてはグレーの体にふさふさの尻尾。
その尻尾に黒の輪が何本も入ったものを想像されるかもしれません。
どの種も、顔立ちのよい大変素適なおさるさんです。
立って歩いたり、朝には体を広げて日光浴したりユニークな場面を見たことがありません?
一般的なサル社会とは異なりワオキツネザルの場合はメスが断然優位
しっかり「女性上位の社会」です。
最下位のメスよりもオスの方が弱いのです
(たとえば道でメスに出会ったオスは、
『や、どうもどうもすみません、ブツブツブツ・』
と言う風情で道の端によける程の劣位だそうです。
(そういう社会は、概して平和なと言えるのではとおもっています)
4~5月に4時間ほどだけ雌が発情、雄同志はこのときは激しく闘争
腕を挙げ、おいでおいでのような手つきででにおいを発散して
相手を威嚇したり結構激しい戦いが繰り広げられます。
面白いのは、勝者であっても、メスが気に入らなければ拒否するのだそうです!
いいですねぇ。
写真集を見せてもらいながら、素人にもわかりやすく上手にお話してもらって
あっという間に予定時間がすぎました。
あんまり面白かったので、第二弾も計画したいと相談中です。
着物とおさるさんにご興味がありましたら、次の機会にぜひ“きものさんぽみち”へどうぞ