裄伸しと柄補修

母譲りのクラシックな、一つ紋・型友禅の絵羽・羽織。
昭和初期にうちで染めたものです。
今の着物に合わせると、裄が合いませんでした。
そこで、仕立て屋さんに「裄」を伸ばしてもらいました。
ところが、絵羽になっている両袖付けの柄が離れてしまいました。
近年、着物丸洗いを初めの地直し(しみ落とし)など修復技術は
格段に進化・深化しています。
この羽織の場合も、早速「柄足し」 してもらいました。
左が処理前、右画像が「柄足し」後です。
ミッキーマウスのような柄の枠線が外れています⇒つながっていますでしょ・・
肩から出ている枝が途中で切れてしましました⇒切れている部分に枝と葉を染足しました。
いかがです、見事に柄がつながりました。
何処を足したかわからないくらいでしょう・・・
これは、ほんの一例。
*他にも見頃と袖の色が褪せて合わなくなったものを色を足して差がないようにする
*刺繍の糸が外れたり取れたりしたものをきれいに修復する
*虫穴や裂けた布地を補修(=かけつぎ)して全く接いで有るように見えない技術
などなど大変にレベルの高い修復技術を持っています。
どれもこれも、ひとえに貴重な絹で織ったり染めたりした大切な着物を、
何十年でもきれいに保ち、軽く三世代(祖母・母・娘)は着続ける為の
技術なのです。
京友禅畏るべし!
Comment:1
- たはら:2009-01-27 (火) 09:51
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大事に伝える技術も和文化独特のものかも
知れないですね。
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