子供の夏晴れ着・絽友禅着物

Date
2007-08-30 (木)
Category
お祭り 習俗 | 京友禅 型友禅 | 着物 | 着物の知識

子供の衣装は、大人と違った展開が必要です。

二昔まえには、あどけない子供の可愛さを最大限に引き立てる衣装がありました

今染められているのは、成人式衣装を小型にしただけ、『こーと』なのです
子供のあどけないかわいらしさはちっとも出ません。

文様も最小限に、ぱらっとあったら良いようです、無地場を多めに取るのがポイント。

元来子供の着物は子供の衣装の良さを知っている専門の染屋さんで染められていました。
いまもその流れを守り子供らしい可愛い衣装を染めているところは殆んど無いように思います。

どこを探しても子供にふさわしい衣装が無いので、こうなればうちで染めるしかないと
この夏も、孫の絽の晴れ着を作りました。
(三人目の孫のお宮参りの行事に着せたいと・・・)

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図案から考案し、手描き友禅で染めました
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青の「観世水に花」はこの子が3歳の時染めたものです。
ピンクのほうが今年新調した「紙風船」の着物
二人ともそれはそれはお気に入り。
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子供の着物には、一つ身(産着)・二つ身・三つ身とあります(数字の大きいほうが大きい寸法)
この写真の着物は、両方とも3つ身です。
同じ3つ身、なぜ着丈と裄が違うかというと、子供の着物には年令によって
縫い上げ(揚げ)の寸法をその時の身長・裄に合わせ変えているからです。
(毎年、着る前に身丈・裄を調整します。縫い上げは肩と見頃と袖の3箇所)

3才の時には、揚げを二重に取ります。
大きくなると一重になり、揚げ寸法も少なくしていくのです。
3歳頃から着始め、7~8歳ごろまで着られるという優れものです。
文様や意匠以外にも大きくなっても長く着られる着物ならではの知恵が詰まっているのです。

このほかにも、いろんな部分に苦しくないよう工夫をしてあります。

帯は、大人の総絞りの帯揚げを使っています。
さらしを畳んで前板代わりの芯にし、後ろでリボン結びしています。

お襦袢は省き、別衿を後ろのみ縫いつけてあります。

袖も振りのみを袖中に縫いつけ、見頃は着物1枚のみで着られます
(タンクトップの綿シャツを汗取りに着せます)
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楽々の着心地でこんな風に走り回り跳びはねていましたよ・・・

子達の着物を作ろうとされている方で既成の衣装がも一つやなと思われる方
どうぞご相談下さい!工夫その他レクチャーします
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「こーと」という京言葉  聞かれた事おありですか?
「地味な」「年令にふさわしくない衣装」などの意味です。
例:今の若い人は「コートな」服や着物を選ばはるなぁ
というように遣います。
上に羽織るコートではありません

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