2006年09月
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お豆腐やさんのお豆腐シフォンケーキ
- Date
- 2006-09-16 (土)
- Category
- 京都のおいしいもの
京都の町には5分歩くごとにお豆腐屋さんがあるような気がする程
たくさんのお豆腐店があります。
どのお店も、特に名が知られている訳ではないけれど
とっても美味しいお豆腐を商っています。
うちから歩いて5分のご近所のお豆腐屋さん、
夏の間中2・3日置きに「絹ごし」を買いに行ってました。
おかげさんで夏ばて知らずはお豆腐のお蔭かも・・・
この松原豆腐店の「姉や小路豆腐」は木綿豆腐。
秋口からは、湯豆腐がまた美味しくなります!
この木綿豆腐を練りこんだ「お豆腐シフォン」が最近売り出されました。
ここの娘さんが焼いています。
自慢の娘さんが作ったはって
お父さんとお母さんが揃って『美味しいですよっ』とお薦め。
お豆腐のキメの細かさがそのまま反映したしっとりして
甘さも抑えてあり、あっさりとしかも滋味のあるとても美味しいシフォンケーキでした。
前口上はほんまでした。
10cmの1ホール:420円
(お豆腐の入っている白い四角のケースに入れてくれます、これが叉愉快)
17cm1ホール:1,400円
(ホールで買うのは前日までに要予約)
この秋から、緑茶豆乳シフォンケーキも新発売。
こちらも試みねば!
松原豆腐店 お昼過ぎから販売
中京区姉小路(あねやこうじ)西洞院西入る
初秋 初雁
- Date
- 2006-09-15 (金)
- Category
- 京都のおいしいもの
「雁」が北から渡ってくると秋。
9月になると、和菓子にも「初雁」が登場します。
わらび粉に黒糖が練りこんであり、ゆりねをほんのり甘く煮て
潰れんようにやさしくやさしく混ぜてあります。
甘みは極限まで抑えてあります。
他に何も加えずシンプルそのもの!
やわやわの優しいお味。これからの秋の気持ちの良い柔かくかぐわしい季節の空気を
形にしたら、こんなのかなと言うお菓子です
お気に入りの渋ーい紬のお単衣を着て
美味しいお煎茶かあっさり目のお抹茶で戴くと
何より心地よい空間にほっこりほぐれます。
堺町丸太町下がる
松屋常盤さんの「初雁」
松屋常盤さんは、「味噌松風」が有名。
こちらも私の小さいときから変わらないお味。
白味噌の香ばしい焼き目にケシの実が散らしてあります
値段もお安くてお使いもんにすると上げるほうも
貰う方も気兼ね無しの一品。
月下美人図
- Date
- 2006-09-11 (月)
- Category
- 秋
お座敷の床の間には。その月にちなんだ掛け軸をかけます。
9月は「長月」とも呼ばれ、お月さんが夜空に高く澄み
玲瓏な光が神秘的に輝きます。
掛け物も『月下美人』に替えました。
平安時代初期の衣服(中国風に上着スカートのツーピース)に
「ひれ」と呼ぶスカーフをつけています。
上着の袖は筒袖。
奈良時代、日本に国家制度が確立した当初は、中
国王朝に、文化・政治制度を始め服装も倣いこのような衣服を用いていました。
(平安時代中期、十二単衣が登場するまで続きます)
画面に月は描かず、女性が斜め上を見上げる構図で表しています
日本の美意識独特の表現。
2006年は中秋の名月(旧8月15日)が10月6日(満月は10/7)
後の月(旧9月13日)が11月3日となっています。
秋も深まり気持ちの良い夜空を見上げてお月見団子を頂けば
夏疲れが一気に解消するでしょう
生糸の秘密 精錬
- Date
- 2006-09-11 (月)
- Category
- 着物
昨夜“きものさんぽみち”の質問コーナーに
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『先日、正絹で作られたカード入れを買いました。内側に、「先練」と書いてあります。
反物のハギレを使って作られたものらしいので、反物の端に印刷された文字のようです。
(手作り品ですので、その文字があることで更に手作り感が増して、いい味を出しているな、と思います。)「先練」の意味が知りたいので、教えてください。』
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と言う問いが寄せられたので説明します
蚕の繭からとった生の糸は「生糸」(きいと)と呼び、顕微で見ると
絹糸の本体フィブロインを、膠質のセリシンが覆う二重構造になっています。
叉いろいろの不純物もついています。
絹本来の美しさと良さ(染色の発色のよさ、しなやかさ、艶など)を発揮させるためには、
石鹸・ソーダ・酵素等を使って色々な方法で洗い、セリシンなどを取り除く必要があります。
この処置を「精錬」(せいれん)または「練り」(ねり)と呼びます。
京都には「練り屋さん」と呼ぶこの処置専門の工場があり
大きな高い煙突が目印で、ここで精錬されるのです。
生糸の状態で精錬する事を「先練り」(さきねり)
布地に織った状態で精錬する事を「後練り」(あとねり)と呼んでいます。
先・後 それぞれの処置により、布地もおのずと味わいが異なります。
染色方法・織り方の違い・生産地による特色が多彩な着物生地を生んでいますが
最初の練の加え方の違いも大きく影響しています。
着物と言う衣装が生まれるまでには、生糸段階からこのような複雑な手間をかけます、
ここからも、まだまだ何十段階もの工程をたどり丁寧に丁寧に作られます
100年は大丈夫。
同じきものを何度着ても飽きず愛着深まるばかり・・・
同じ着物で何度登場しても顰蹙でない!
祖母・母・娘と三代の現役衣装になる
・・・という驚異的な「絹の着物」の秘密は
この技の集成に有るのかもしれません。